■正式発表された
以前から話題に上がっていたロヴァールのチューブレス対応の新型ラピードとアルピニストが名前に「II」がついて発表されました。
ラピードのサイトです。(英語)
アルピニストのサイトです。
■ラピードIIのまとめ
ラピードはCLXグレードのみの発表です。(アルピニストはCLグレードも発表)
リム幅は外側が前輪で35mm、後輪で30.7mmと前輪がかなり太くなってます。
ジジイが所有する初代ラピードも前輪の方が太いのですが、ラピードIIではその差がより大きくなっています。
リムハイトは前輪が51mm、後輪が60mmと初代とあまり変わっていません。
リム形状変更の目的はもちろん空力性能の向上で、空気抵抗の低減とともに横風時の安定性もそれぞれ25%改善したそうです。
50mmハイトの前モデル比とあるので、おそらく初代からの改善代だと思われますが、25%はデカいなあ…
もともと初代ラピードも横風安定性はジジイが以前に乗ってたタイムのフレーム+デュラエースの30mmハイトのリムの組み合わせよりずっと良かったので、そこから更に25%改善されたらほとんどストレスフリーじゃ⁇
リム形状はフック付きでフックレスとは違い、必要かどうかはともかくかなり高圧(110psi≒758kPa)まで対応可能です。
また、チューブレスで大変なタイヤをはめる作業も楽になっているとのこと。
(クリンチャーでもハメづらいタイヤあります。GP5000とか)
ハブも見直され、軽量化と空力に最適化?され、セラミックベアリングが採用されました。
ラチェットは36Tです。
スポークももちろんエアロスポーク。
お値段前輪1175ドル(153000円)後輪1625ドル(211600円)
重量は前輪710g後輪810g合計1520g。
対応タイヤサイズは24mm〜38mm。
許容荷重は125kgまで。
ライフタイムワランティ付きです。
カラーはロヴァールのロゴが白か黒か選べますが既に白は後輪が売り切れ…
黒もローストックとなってます。
■アルピニストIIのまとめ
アルピニストは軽量化に特化したホイールで、前輪570g後輪694g前後輪合わせて1265g!(リムテープ、バルブを含む)
リムハイトは33mm、幅は外側が27mm、内側が21mmです。
ハブももちろん新設計でセラミックベアリング採用となってます。
許容荷重やタイヤサイズはラピードIIと同じです。
価格は前輪が1075ドル、後輪が1575ドルでロヴァールのロゴが白と黒の2色展開です。
ラピードより300gくらい軽い…
ジジイのラピードはCLXではなくCLだし、旧型なので新型アルピニストII CLXに変えると一気に400gくらい軽くなりそう。
完成車重量で7.8kgが7.4kgかあ。
坂の多い日本ではアルピニストの方が楽かなあ…
アルピニストは廉価版のCLも出てます。
CLXとの仕様差はスポークとハブで重量は1375g。
価格は前輪が710ドル、後輪が990ドルです。(合計221000円)
色はロヴァールのロゴが黒しか選べません。
■買いか?
性能的には素晴らしいと思います。
レースをやらず平地のタイムアタックもしなければ日本で走るならアルピニストがいいんじゃないかと思います。
ただ、価格が…
前後で36万(アルピニストで345000円)はちょっと手が出ない。
ホイールもそうですが、自転車に関わる全てが最近すごく高くなってしまいなかなかハードルが高い趣味になりつつあるように感じます。
ここまで高くなってくるときっとどこかで揺り返しが来るんじゃないかと思いますが、所得が伸びないのが日本だけだとすると、そうでもないのかな?
じゃあ、安く売ってる中華ホイールはどうかというと、ジジイは行く気が起こりません。
理由は明確。信頼性、安全性です。
コケた時の痛さを痛感しているジジイとしてはここがはっきりしないのに、安全性に極めて重要なホイールを中華製にしたいとは思いません。
もうひとつ。
一部で性能がいいと話題になっているlunという中華ホイールがありますが、YouTubeの記事見るとどうも無償提供されてるっぽいし、保証期間はたったの2年。
しかもlunホイールを製作しているwinspaceという会社がオリジナルはmade in Japanから始まったなどど書いてあるのが、「名創優品」っぽくて胡散臭い。
だいたい品質に自信あるなら「最初は日本製だった」などという謳い文句に頼らずに製品の良さを具体的にアピールすればいいものをそれができないのは、やっぱりなあと思えてしまいます。
あ、もちろん中華ホイール行く人を止める気はありません。自己責任ですしね。
止めるどころか、紹介リンクも貼っておきますので、人柱志望の方はどうぞ。
とりあえずジジイは今あるターマックと初代ロヴァールを大事に乗り続けます。