■ウィルスは変異するもの
ウィルスはその特性上、突然変異が起こりやすく、結果として変異株が生まれやすい性質を持ってます。
変異株発生確率を少しでも抑えるためには、感染→ウィルス複製→感染というサイクルを減らすためにワクチン接種や感染対策が必要です。
■ウィルスの生存戦略
では、変異はどう言った方向で起きるのでしょうか?
ジジイは専門家ではないのですが、一般論を言えば、そこにはウィルスの生存戦略というか淘汰というか、そう言ったものが存在すると考えています。
つまり、ウィルスにとっては長く「生き」、よりたくさん複製を作ることが生存戦略であるので、そこから考えると、感染力が強く、劇症化はしない(劇症化すると宿主を殺してしまいウィルス自身の複製ができなくなるため)というのが最適だと思います。
でも、変異は確率的に発生するのでどの方向に変異するかはわかりません。
もしかしたら極めて悪性の劇症化しやすいウィルスに変異する可能性もあるでしょう。
ただし、もしそういう方向に変異した場合、前述のようにウィルス自身の生き残りができなくなるために淘汰され、広まらないということになります。
今回南アで発生した変異株であるオミクロン株は、南ア内で既にデルタ株を凌駕し、ヨーロッパ各国に広がり始めているそうです。
もちろん油断は禁物ですが、イタリアでは南アから到着後2週間以上経った人から検出されたという話もあり、ジジイはオミクロン株は感染力は強いが弱毒化(重症になりにくい)変異をしているのではないかと思ってます。
理由は前述の通り、それがウィルスの生存戦略的に最適で、南ア内で淘汰された結果生き残ってデルタ株よりも支配的な立場に立っているからです。
まあ、あくまで一般論からの推測なので外れるかもです。
それと日本政府の対応ですが、ウィルスの素性がはっきりしない現状で、国民の生命を守るのが政府の役目であるので、現状妥当であるし、動きも遅くないと、ジジイとしては珍しく政府の動きを評価しています。
今後オミクロン株の素性が明らかになった時は臨機応変に対応を変えていってほしいです。
デルタ株よりも害が少ないのであれば、積極的に置き換えを進めるという考え方もあるのではないかと思いますし。