■コロナは風邪?
つい最近有名な芸能人が「コロナはもう良くないですか?ただの風邪ですよ」と言ったり、他にも死者総数が変わってないからただの風邪だと言ったりする主張があるようですが、本当にそうでしょうか?
■インフルエンザとの比較
ただの風邪ならインフルエンザよりもずっと良性だってことでしょうから、インフルエンザと比較してみます。
以下のリンクは厚労省がまとめたデータです。
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000720345.pdf
インフルエンザで死亡する人数は例年2500〜3400人とのこと。
対して、コロナで死んだ人は現時点で11955人です。
コロナ感染者が国内で発生してから約15ヶ月なので、1年分に単純補正すると9564人となり、インフルエンザの死者数の2.8〜3.8倍の数の人が亡くなっていることになります。
さらにこれは、みなさんが感染対策を徹底し、1年間に3回も非常事態宣言を出した上での結果です。
インフルエンザでの例年の死者数は、当然ながらこの1年のような感染対策をやってない中での数です。
ちなみに、国立感染症研究所が今シーズンのインフルエンザの発生状況を過去10年と比較したグラフが以下になります。
一目瞭然、今シーズンはインフルエンザは流行しませんでした。
コロナ対策でみなさんが気をつけていたからだと思います。
例年なら大流行するインフルエンザがほとんど発生しないくらいの感染対策をしているにも関わらず、コロナは感染爆発を起こし、インフルエンザの2.8倍以上の死者数を積み上げてます。
つまりコロナはインフルエンザより圧倒的に悪性だと言えるのではないでしょうか?
なぜただの風邪だと言えるのか、理解に苦しみます。
■切り札はワクチンのみ
ジジイは素人ながら、現時点の解決策は唯一ワクチン接種のみと考えます。
もちろんワクチンが100%完璧な解決ではないでしょう。
副反応あるし、アナフィラキシーショックも起こり得ます。
でもね、前の記事にも書きましたが、普通の人がコロナにかかって死ぬ確率の方がずっと高いんです。
「そうは言ってもコロナで死ぬ確率は低いからワクチンなんか打たなくてもいい。」と主張する人もいます。
果たして本当にそうでしょうか?
上に書いたように感染対策に対しインフルよりはるかに悪質で死者数も3倍程度。
おまけに医療崩壊を引き起こして、通常診療や手術にも支障をきたしている。
そんな状況なので、いつまで経っても自粛と緊急事態の繰り返し。
経済がどんどん落ち込んで、国が貧しくなり、失業率が上がり自殺者も増える。
ワクチン打たないでコロナを収束させる方法あるなら、ワクチン反対派の皆さん、教えて欲しいものです。
■データに基づく定量的なリスク検証の公開と冷静で理性的な判断を
同調圧力がことのほか高い日本では、今度はワクチン警察とか、ワクチンファシズムとか起こるんじゃないか、あるいは実際に起きているという話も聞きます。
ジジイはワクチン賛成派ではありますが、100%安全だと思っているわけではありません。現場取りうる最善の策だからワクチン接種を受けたに過ぎません。
重要なのは、考えられるリスクを全て列挙し、それぞれのリスクが定量的にどの程度かをしっかり検証し、ワクチン接種をする場合としない場合のシナリオを明確にすることです。(極論を言ってしまうと、コロナで死ぬ人よりワクチンで死ぬ人の方が少なければいいんじゃないか?という議論をすべきということです。)
厚労省ではすでにそういった検証は行われた結果、接種に邁進しているわけですので、イメージや情緒に訴えるだけのなんとなくの広報活動はやめて、しっかり説明をすべきです。日本国民はそんなにナイーブじゃないです。
同時に、将来的に癌発生の可能性があるなどと不安を煽っている人たちも、可能性があるのなら、どのくらいの可能性なのかを定量的に示すべきです。
あなた専門家でしょ?
これに対し、このタイプのワクチンは新しいため知見が少なくデータがないんだという言い訳が聞こえそうですが、ワクチンとしては新しいかもしれませんがmRNAの研究そのものはそんなに新しくないはず。
なぜ定量的な話ができないのでしょうか?
可能性があるというだけでは、今後10年内に富士山が大噴火をして東京が壊滅するって言っているのとレベルは同じです。
いや、水素水とかレメディがなんとかとか言っているレベルか?