■オハイオ州のワクチン接種率向上のためのインセンティブ
日本でも話題になったオハイオ州のワクチン接種のインセンティブは、接種を受けた人対象の宝くじです。
宝くじの内容は18歳以上が100万ドルの賞金、12歳から17歳までが4年間のオハイオ州内の大学通学にかかわる費用のフルサポートとなってます。
https://ohiovaxamillion.com/index.html
5月26日が一回目の抽選で、毎週一回、6月23日までの合計5回の抽選があります。
以前の記事では、すでに接種済みの人は対象外かもと書きましたが、実際には対象でした。
公平性の観点からすると、そりゃそうですよね。
というわけで、ジジイも早速登録しました。
■オハイオ州のコロナの現状
現時点の情報を書きます。
感染者数累計:109万人、累計死者数:19528人、全ICU使用率(コロナ以外も含む):67%
1日当たりの感染者数:729人(ピーク時は13000人を超えていた)
累計PCR検査数:1287.5万回(オハイオ州人口比110%、ちなみに日本は人口比約10%)
最低1回ワクチン接種を受けた人の割合:42.7%、(50歳以上の年代層は55%~80%)
というわけで、一時はひどかったオハイオ州のコロナですがワクチン接種のおかげでかなり沈静化してきていると言っていいでしょう。
■今後のカギは?
やはりワクチン接種率を上げて、感染者数を少しでも減らすことが、変異株発生確率も抑えられるために、極めて重要であることは間違いないと思います。
そういった意味でインセンティブをつけるのには大きな意味があると思います。
宝くじというのは一見愚かしい政策にも見えますが、全員一律にばらまくよりは費用対効果が高そうだし、日本でニュースになるくらい話題性もあるし、実は賢明な政策である気がします。
デワイン州知事、いい仕事してる。
割と初期のころの州知事の対応の良さで言われた「デワインにワインで乾杯!」をもう一回やってもいいかもです。
しかも今度はレストランでマスクなしで!