■それでもSRAMと生きていく

前回散々っぱらSRAMのレシオについての考え方をディスり、

これまでも変速性能の遅さもディスってきたし、ジジイ、正直言ってSRAMにはガッカリしています。

元々の出自がオフロードからだということで、どうしてもワイド側に行きたくなるんですかね?

 

シマノ12速が出たとして、シマノに交換することも以前考えました。

でもアルテグラだとそこまでのメリットないし、デュラは高いから見送りとなったのは以前書いた通りです。

 

 

なので、当面はSRAM地獄(沼)にドップリハマるしか無さそうです。

 

■選べる選択肢

まず、フロントです。

その1でも書きましたが、2種類しかありません。

48/35Tか 46/33Tのみです。

その1でも書いたようにフロントギア数が少ないとレシオがワイドになります。

トップ側では出来るだけクロスの方がいいので、フロントの選択肢は48/35Tがいいかなと思います。

 

次にリアです。

標準装着の10-36Tは平地で走りにくい上に、フロントダブルにするならワイド過ぎです。

他のオプションは、10-33T、10-30T、10-28T、10-26Tがあります。

違いは歯数が1T刻みで変わるのが、10-33Tと10-30Tで15Tまで、10-28Tと10-26Tで17Tまでです。

というかこの二組はトップ側10段までは完全に同じギアです。ロー側2段が違うのみ。

例えば、10-33Tと10-30Tではトップ側10T〜24Tまで同じ、最後2段が33Tは28、33Tとなり、30Tは27、30Tとなります。

 

ロー側はワイドレシオの方がいいと思うので、10-30Tと10-26Tの存在意義がないような気がしますが、それでもある理由はたぶん重量差でしょう。

 

■レシオ検討

ターマック乗る前にずっと乗っており、ブルべのダブルSRも獲ったのでレシオ的には日本でも問題がないTIMEのレシオ範囲はトップ側4.55~ロー側1.21です。

フロントダブル時に少なくともこのレシオ範囲はカバーしてほしいと思います。

 

さて、ターマックSL7プロ標準レシオに対し、ほかの組み合わせをグラフで見てみます。

リアカセットを10-33Tまたは10-30Tにすれば、現状で走りにくいと感じているレシオの空白部分にギアが割り当てられるので、走りにくさを解消できることがわかります。

 

今まで乗ってたTIMEのレシオ範囲と比較すると、フロント48/35Tのダブルであれば、10-33T、10-30TともにTIMEのレシオ範囲をカバーしていますが、10-28Tではカバーできないことがわかります。

フロント48Tリア10-28Tであれば、10-30Tよりも一つ低速側でもクロスにできるのですが、上記の理由で採用できません。

 

そうなると、フロントは48/35Tとして、10-33Tか10-30Tのどちらを選ぶか?

将来的に脚力落ちることを見越すと33T、軽量化を考えると30Tです。

うーん、何g違うんだろう?

 

ちなみに上のグレードのREDには10-30Tが存在しません。

REDの10-33Tならフォースの10-30Tよりは間違いなく軽い。(一番小さいカセット同士で60g差)

でもフォースのカセットが185ドル(22900円)に対し、REDは350ドル(44000円)もするんですよね・・・

60gのために170ドルは出せないなあ。フォースで行くしかないようです。

アルテグラの12速が出てくれれば、全部は載せ換えないけど安いからカセットだけ絶対アルテグラなんですけどね。

 

ないものねだりしてもダメなので、まずSTEP1としてリアカセットをフォースの10-30Tへ交換、日本へ帰任する前にSTEP2としてフロントをダブル化していきたいと思います。