普段はアメリカローカルのテレビはほぼ観ないのですが、この時期だけはアメフトを地元の放送局でほぼ毎週末観戦しています。
アメフトってテレビ向きに作られているので、合間合間にコマーシャルがよく入ります。
その中でオハイオ州が作ったと思われるコロナへの啓発コマーシャルが目に止まりました。
それがこちら。
オハイオ州は初めて有人飛行に成功したライト兄弟やアポロ11号で最初に月に降り立ったアームストロング船長の出身地です。
ライト兄弟が自転車屋をやっていたデイトンには博物館があり、以前ジジイは自転車で行ったことがあります(往復250kmくらい)。
アームストロング船長記念博物館も出身地?にあり、いつか見にいきたいと思っています。
そういった偉人たちがオハイオ州出身で誰にもできないようなことを成し遂げてきたと言いながら、だからパンデミックへの対処も政治的な分断もどう対処すれば良いかはオハイオアン(オハイオ州の人たち)に聞け、我々オハイオアンならそれができる。って感じのメッセージCMです。
いやあ、うまい!
オハイオ州は保守地盤でラストベルトにあり、4年前のトランプ勝利時にベストセラーとなった「ヒルビリーエレジー」の舞台でもあります。
今回の選挙でもトランプが勝ち、郊外へ行くと人々が家の前に出すトランプ支持のサインがバイデン支持より圧倒的に多かったという土地柄です。
同時に人々は大変親切で紳士的(イギリスよりよっぽど控えめで礼儀正しいっす)でもあります。
このCMはそんなオハイオアンの自尊心をくすぐり、受け入れやすくメッセージを送るのに成功しているんじゃないかと、アメフト観ながら思いました。