夕暮れ時に市内バスに乗車

すると、斜め前の1人掛け用座席の前後に70代半ばのご夫婦と思われる高齢者が杖を床において座っていた

何の変哲もない日常の風景


降車するバス停が同じだった

先に高齢の2人に降車してもらおうと、立ち上がるのを待った

その男性は、肢体不自由の様子で、高齢女性が必死に座席から立ち上がらせて介護していた


ゆっくりと運賃箱のある前方へ進み、ようやく運転手さんのところまで行くと、高齢女性は申し訳なさそうに、「パーキンソン病なんです」と繰り返して運転手さんに伝え、高齢女性が高齢男性を横から抱えてバスから歩道に降りた


その後、運賃をを支払い、バスから降車しようとしたところ、先に降りた2人がバランスを崩して2人が歩道に倒れ込んだ


すぐさま駆け寄り、高齢者男性を抱えて起き上がらせた

幸い高齢男性に怪我はなかった

しきりに、高齢女性は「ありがとうございます」と言った


これが、老老介護の現実

現実的かつ、具体的な支援が必要


介護負担が更に減る、よりよい福祉社会となることを切に願う