人生になにを望むかと彼は僕によく訊ねた。
心が満たされていること、
それから愛されていること。
と、僕はそのたびに答えた。

…それともうひとつ、死ぬその夜まで、
彼が何度となく僕に言った言葉がある。
それは愛しているという言葉。

それは口先だけのものでは無かった。
彼はいつでも心からそう言っていた。

…僕たちはふたりとも
同じものを恐れていたのだと思うー     孤独を。

たくさんの友達に囲まれていながら
それでも苦しいくらいに寂しい時がある、
そうフレディは何度となく言っていた。
ゲイの友達の多くが、誰にも望まれず、
誰からも愛されずにひとりきりで一生を
終えるのではないかといつも怯えていることを
僕たちはどちらも痛いほどわかっていた。


                            ジム、ハットン著






フレディ、マーキュリー最後の恋人、
ジム、ハットンさん著    
フレディ、マーキュリーと私 
を 購入してから二ヶ月、
何度もブログをあげようと思いながら
どうしても気持ちがブレて
ひとつにまとまらずにいました。


それでも、やっと書こうという気になったのは
まとまらないなら、それでもいいかと。

今の気持ちのまんま、
ブログをあげてもいいだろうと思ったのです。

私自身が、この本を読んだ、その感じた事を
迷っても、言葉が見つからなくても
今の気持ちをあげようと。







Queenのブログをあげるのは
3度目になるのかな。

ボヘミアン、ラプソディーの映画のヒットで
WOWOWでも何度かQueenの特集が組まれ、
フレディの関係者たちのインタビューなども
沢山見ることが出来た。

最後の恋人として  ジム、ハットンさんの
優しそうなお顔が見れて嬉しかった。

生涯の恋人としてメアリーさんも登場しており、
素晴らしい美貌になるほど!と、唸りもした。
気の強そうな方だなとも。

その時点でブログをあげていれば
全く違ったものになってしまっていた。

映画では違うようになっていたけれど、
フレディがQueenとして成功しながら
ゲイである事を受け入れ、メアリーと別れて
ジムと知り合い、きちんと付き合うようになり、
Queenとしての活動が復活してから
エイズである事が発覚。

この本では、映画より後のフレディの生き様が
淡々と語られており、
病に脅え、それでも最高のものを作る為
メンバーと共に必死に それこそ命を削りながら
作り上げた曲なのだと胸が切なくなる。

ショーは続けなければならない…や
輝ける日々…
歌詞にもタイトルにもジンとくる。

メンバーに打ち明けたのは噂も広がり
体調が悪くなり隠せなくなってから。

力強く太々しいほどに振る舞うフレディは
メンバーになかなか弱気な所を見せられず
メンバーたちもそれぞれに気づきながらも
打ち明けてくれるのを待っていたという。

フレディが、エンターテイメントとして
輝き続けてこれたのは
ほかのメンバー3人の強い忍耐力と
お互いをリスペクトする気持ちかな。





Queenもフレディも知らないジムに
気まぐれに幾度も声をかけ、
時間をかけてその他大勢のセフレの一人にし、
フレディと付き合ってからも
一切生活を変えず地味に暮らしていたジムを
アパートを追い出されるよう仕向けた。

ロクでもないなーと思う俺様な所も
すべてをかなぐり捨ててジムに甘える姿も
微笑ましいと思った。

私はBL好きだから嫌悪感は全くない。

外でどんなに威張っていても
本当の姿を自分にだけ見せてくれれば
すべて許せてしまうから不思議だ。








車でも家でもずーっとQueenを見ているが、
この曲を作る時、こんな事があったんだなと
フレディの両極端な面も知れて良かった。


もちろん、メアリーとの7年間も
嘘ではなかっただろうけれど
ゲイだと自覚し、裏切ってしまった事を
ずっと負い目に感じていたフレディが
個人事務所の秘書兼、財産管理人として
強い立場を与えたのは無理もないと思う。

肉体的な愛を与えられずとも
彼女も立派に彼を支えたのは間違いない。
ただ、自分と別れたずっと後に知り合ったジムを
憎む気持ちは強かったようだ。

誰彼手をつけられるよりはマシと
ほっておいたのかなと思うが、
本気でジムを愛するようになったフレディに
何度も追い出すよう仕向け、
とってつけた庭師の職を与えられた彼が
フレディお気に入りのガーデンを作ってしまった。

長続きしないだろうという周りの予想を
大いに裏切って二人は愛を深めた。

ジムの立場をきちんとしたいと思うフレディに
断固として拒否を貫いたメアリー。

エイズ発覚の後、自分と肉体関係のあった人が
次々と死んでゆくのをみて
ジムを残して逝くことに不安が募るフレディが
何度説得してもしきれなかったのに
フレディの死後、メアリーを抑えられない事は
誰にも明らかだったのに、
やっぱり、遺言は守られなかった。

この本を暴露本と呼ぶのなら
その点に関してだろうと私は思う。

病気を隠すためにヒゲを伸ばし
だぶだぶの服を着て
濃いメイクをしてまでも、歌を歌いたかった
その想いは誰もが知るところだし。





思うように声が出なくなり苛立つフレディ
自らもエイズに侵されていても
フレディのために口にはしなかったジム。

フレディに愛され、
フレディを癒し続けた男の日記だと
マスコミが飛びつくような内容は
どこにも無いと思うのに

この本を出した事で
Queenのメンバーからは
絶縁されたと言われているそうだ。


ジムの死後、ブライアンは
コメントを発表しているが、
彼は常に冷静に対処しただけだろう。






絶縁と言ってもジムには
音楽関係者などの繋がりは元々ないし、
フレディがいなければ関わりはない。


ジムはお金のために書いたわけではなく
Queenのメンバーや、
メアリーの息のかかった人達からは
決して語られることのないフレディを
記しておきたかったのだろうと思う。


私はこの本が読めて
フレディを知ることが出来て
心から良かったと思っている。

けれど、Queenのフレディ、マーキュリーが
己の内の部分を明かされて喜ぶかと言えば
それはだ。

読んでおきながら言うのも申し訳ないが
やはり、フレディは喜ばないだろう。

マスコミの前では常に強気な発言をし、
ライブでは民衆をどこまでも煽り、
怖いもの知らずだと言われたフレディ。

私は彼の歌を聴くと
ありのままに生きろ と、
後悔せずに進めと背中を押されているような
そんな気がいつもするんです。

日本が大好きで猫が大好きで
一度言い出したら絶対引かなくて
お金のないジムがプレゼントに差しだした
ティッシュに包んだ四葉のクローバーの押絵を
声をあげて喜ぶ人だった、フレディ。

彼はお金も成功も全て持っているのに
一度も普通の生活が出来なかった。
誰も信じられなくなっていて
可哀想な人だっだとジム

だから
わがままでも罵声を浴びせられても
彼の周りの人に何も持たないペットと蔑まれても
フレディだけを愛したジム




フレディの死後、メアリーに彼と住んでいた
ガーデン、ロッジからすぐさま追い出され
ひっそりと生涯を終えた彼は
感染はしていたものの、
エイズを発症することは無かった。

彼がフレディの恋人であったことは
周知の事実だから、
当然エイズ感染している人間だという扱いを
されただろうと思う。

穏やかで優しく、けれど自分は自分だと
無欲な己を貫いた人    

天国があるなら 
フレディと出会えているだろうか。
待ちくたびれたよ…って、
言われたかもしれないね。


フレディと出会わなければ、
理髪師のまんまで平凡な穏やかな人生を…
などと言ったら、
フレディに怒られてしまいそう。

  


僕は一度、彼に訪ねたことがある。
彼は世界のどんな相手でも選べるのに、
どうして僕を選んだのか。

彼は僕を見た。
そしてその大きな茶色の瞳を見開いて言った。
君は僕と闘って、僕を勝ちとったんだよ!







ブルー音符ブルー音符ブルー音符ブルー音符ブルー音符ブルー音符ブルー音符





フレディの話だけでは
ブログの分類に差し障りがあるので…
BLの事も少し。


ここんとこ、もっぱら
漫画より小説のほうを読んでます。

きっかけは 
六青みつみさんの原作漫画を読んで
小説が読みたくなった事からです。


騎士と誓いの花  九重シャムさん

皇子の身代わりとして雇われたリュカの
健気で切ない恋心を踏みにじられるシーンには
涙があふれます。


六青みつみさんのお話は
受けが健気で胸が痛む場面が多いです。










ただ、
漫画と違って、一冊読むのに1時間はかかる。

漫画より目が疲れるアセアセアセアセ

小説は、
好きな作家さんの続きモノは買ってましたが
たくさん買うのは一年半ぶりになりますが、
安くないので…

色々レビューを読み、
皆さんのブログを参考にしながら
買わせて貰ってます。

おススメがあったらよろしくお願いします。



久しぶりのアップで乱文になりました。
ごめんなさい。

未熟なまんまですみません。

瀬戸香でした。