足音もなく 行き過ぎた

季節を一人 見送って

はらはら涙 あふれる

私 十八

無口だけれど あたたかい
心を持った あの人の

別れの言葉 抱きしめ

やがて 十九に

心ゆれる 秋になって

涙もろい 私

青春は こわれもの

愛しては 傷つき

青春は 忘れもの

過ぎてから 気がつく

なつかしさの一歩手前で

こみ上げる苦い思い出に

言葉がとても見つからないわ

あなたがいなくてもこうして

元気で暮らしていることを
さりげなく告げたかったのに
二人でいても切なくて

あなたの指をギュッと

噛んだの

恋をしても男の人

迷わないのね

流れて墜ちた星の輪が

胸の泉に波を立てれば

欠けた月は淋しさに似て

心痛むの

美しい瞳のまま

どうぞ愛して

幸せを探す幸せ二人

抱きしめて生きてゆけたら
離さないで ああ

時の銀河に流され

大人になろうとも

青春の雲が切れる

季節抱きしめ

誰もみんな一人ぼっちだから

優しさをいとおしむのね

抱きしめて遠く

あなたの胸の

命の響きに満ちる夢