3年前の初夏、裁判所で離婚が決まりました。


それは2回目の調停で
こんなに早く決まるとも思わなくて


元夫は「どうしても今日中に離婚したい!」と裁判所で騒ぎ立て感情的になっていたので

これはチャンス!と

・きっちり財産分与
・年金分割
・面会は子の福祉に基づき行う
・養育費は給料に見合った額を毎月振り込む

等々…
そんなに離婚したけりゃこの条件を調書にしっかり盛り込んでね、と弁護士さんが話を進めてくれて取り決めをし

あっさりと離婚が成立。



『では調書を作成します』と事が運んでいき、私と弁護士さんは控え室に移動しました。



あまりにあっさりと離婚が決まったので
驚きと同時に

「あぁ…、私はもう誰かの庇護のもとで生きていけないんだ。自分で生きていかないといけないんだ。」

と、不安になったのをよく覚えています。






元夫は
私から見ればモラハラで


一度は
協議離婚しようと試みたけれど
取り決めの話し合いも
理不尽な事ばかりが羅列されて…



でも、当時の私は
"意思表示"が出来ないほど
『私』がいない。


私は、夫に依存することで生活できていて
夫は、私の価値を無くすような扱いをすることで心の均衡を保っている人だったので


話し合っても
さらにモラハラが酷い状態になるばかり。
私はそれを甘んじて受ける『共依存』の関係でした。


モラハラを受け続けるのは本当に苦痛でしたが
モラハラに耐えて夫や義理親族から虐められる可哀想な嫁をやっていれば


夫が私を養ってくれて、
働かずにセレブな生活ができて、
私はこんな目にあって可哀想!と誰かのせいにできて
"責任を取らずに庇護を受けられる"


という利点が私にはあったんです。





そんなことに気がついて


ぶら下がり根性から抜け出すために
"私が私を大事にする!"と決心出来たのは




結局、離婚して半年以上も経ってからです…



自分がこんな気持ちだったなんて見たくなかったですよ…

恥ずかしいし、
情けないし、
ずっと気がつかないように人のせいにしてたなんて!






それに気がつくきっかけをくれたのは



これを読んでざわざわしたんですよ。
元夫をモラハラだ!と声高に叫んでいた私は

「なにこれ!腹が立つ!私はあんなに酷い目にあったのに!!!!!!!」と。


可哀想な私をもっと可哀想と慰めてくれるような
こんな目にあった私は悪くないと言ってくれるような

そんな優しい言葉を探していたのに
読めば読むほど腹が立って
それなのにもっと読みたくなって


この感情はなんなのよ!!!!!!!と。


私が悪かったわけ!?と、勝手にまた自分を責めていました…



モラハラをする人は事実いるんです。
本当に人の心を大事にしない、自分勝手な行動を正当化する人はいます。
モラハラする人に会ったら、もう早めに逃げるより他ないと思うほどです。


でも、何かされたことに対してこっちが傷つくかどうかはまた別問題なんですよね。




長くなったので
続きはまた…