私が病院へ行く時は、自分ではもうどうしようもない時のみと決めている。

勿論風邪くらいでは行くわけが無い。

インフルエンザで高熱が出た時、縫うほどの怪我をした時、歯の詰め物がとれた時、

原因不明の不調の時くらい、、。

そういう時は満を持して仕方なく受診する。

 

病院が好きという人はあまりいないとは思うが、私は特に医者ギライなのだ。

それは、今までに嫌な思いを何回かしてきたから。

 

忘れられないのは、20年くらい前、肺炎で近所の町医者を受診した時。。

医者と面と向かい、まさに診察を受けようとした時、机上の電話が鳴り出した。

彼は受話器を取り上げ話し出したのだが、その内容を聞いていると、、

なんと飲み会の打ち合わせをしているのだ。

あの店がいいとか、何時に集合とか、長々と話しているのである。

こっちは辛くて早く何とかして欲しいのに、なかなか終わらない。

しかし何も言えずただひたすら耐えて待つのみ。

やっと受話器を下ろし、撮ったレントゲン写真を見て、「あー白くなってる。肺炎だね、

マイコプラズマ。」と一言。

「どうする?入院してもいいよ。」

してもいいよ、と言う事はしなくてもイイと言う事だろう。

「通院でお願いします。」と即答。

こんな所に入院なんてまっぴらだ。

「じゃあ点滴して行きなさい。」と言われ、若い看護師に針を打たれる。

1時間ほど経ち、ようやく終わって腕をみると何か違和感が、、

薬を入れられた方の腕がパンパンに膨らんで一回り太くなっているのだ。

それを医師と看護師に見せると、驚愕の一言、、

「オレ、しらねぇー。」

・・・ビックリして言葉を失った。

師長らしい年配の看護師さんは、「あらっ、針がズレたのね。ごめんなさいねぇ、、と言って

温湿布をしながら、「だんだん吸収していくから心配しないでね。」と言ってくれはしたけど。

ただでさえ体が弱っているのに、心も折れそうだった。文句を言うゲンキも無い。

 

抗生物質を処方された後、それきりそこへは行かなかった。

たまたま私が運悪く、そういう場面にあってしまっただけかも知れない。

身を粉にして頑張って下さる医師も沢山居るだろう。

しかし私はやはり、病院には行きたくない。

まだ言いたい事は有るけれど、長くなってしまうのでまたの機会に。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

できれば健康診断もパスしたいくらいだ。

前回採血されたとき、マスク無しでクシャミを抑えたその手で、腕をパンパンたたかれ、

針を入れた看護師がいた。

気の弱い私は何も言えなかった。。。。