お金を惜しまない所と、 節約するところと、、、
人によってもちろん違うだろう。
私はというと、節約のしどころはいくつかあるが、一番はなんといっても ”水” だ。
お風呂の残り湯を洗濯に使うのはもちろん、掃除にもつかう、庭の打ち水にも使う。
余す所無く、ツカイ尽くす。
だから、私の目の前で水を無駄遣いする奴を許さない。
しかし今朝、それは起こった。あろうことか、ダンナが歯をみがきながら、ジャージャー水を流しっぱなしにしているではないか。
――あ、コイツ、何てことしてやがる!――
私は急いで横から水道の水を止めた。
「一杯の水が飲めなくて、死んじゃう人もいるんだからね!」
それからしばらくはしないのだが、そのうちまた、シャカシャカ、ジャージャー、、、
また私が止める、その繰り返しだ。
――「この世界の片隅に」のすずさん達を見なさい!
共同の井戸からバケツで運んでいるだろ。
風呂桶をイッパイにするために何十回運ぶのか、、
今の時代、便利な世の中であるからこそ、水一杯のありがたさを忘れてはいけないと思う。
しかしあまりうるさく言うと、自分に返ってくる。
夜、私の一番の楽しみの、ビアを飲んでいると、
「おめー、それ三本目だろ。」
ダンナの逆襲が始まった。
「二本目だよ、何いってんの。」
そう、私が金に糸目をつけないのは、ささやかな晩酌だ。
だがせいぜい缶ビール、1、2本程度・・・
可愛いモノだと思う。