クマオは、マザコンだ。

マザコンと言うと
いいイメージがないが、
他に言葉が見つからないので
そう言うしかない。

と言うのは、
私はそんなクマオと母親の
関係を微笑ましく思っている
からだ。


ほぼ毎晩、10時半ごろになると
クマオの母親から電話が
かかってくる。


スマホの表示画面は
「おかん」となっている。


「はい」
「まだ」
「もうちょっとしたら帰る」
「先入っといて」

毎回こんな内容。

察するに、
クマオの「おかん」は
今クマオが帰ってくるなら、
クマオのためにお風呂は待つけど、
遅くなるなら先に入るけど、
どんな感じ?まだ?
と訊いているようだ。 

これがほぼ毎晩。
40も過ぎた息子にこれだ。

クマオは思春期の少年のように、
ぶっきらぼうに応えている。


昨夜のこと。

やはり10時半ごろに
ジージーとクマオのスマホが
鳴りだした。


「ママからかかってる」

クマオは、スマホを取り出し、
スピーカーホンにした。 

わざわざ私に聞かせるつもりだ。

クマオは、いつもより会話を
ひっぱる。

私は、笑いを堪えるのに
必死だ。

頭を冷やすと、ぐっすり眠れるという
「おかん」の持論が展開されている。

「心部体温を冷やしたら
 熟睡できる」

「ふーん
 おかん、難しい言葉知っとるな」

「へへ。
 あんたのおかんやから」

ここで、笑いを堪え切れなく
なり、私は転げまわって笑った。

めちゃめちゃ可愛いやん!

オッサンになっても「子供」は
「子供」なんだなと改めて知る。

クマオも笑っている。

電話は切れた。

それから、数分間お互いただただ
笑っていた。
 

何て素敵な親子だろう。

クマオのルーツをも愛しく感じている
自分。

この母親ありきのクマオ。
あったかくて優しくて
面倒見がいい。

本当のクマオは、ちっともスマートでは
なく、この「おかん」に似て、
ちょっと牧歌的なのだ。


幸せな夜。





今日はこれからお出かけ。
シンプルな黒ニットに
INSCRIREのチュールトップスを
重ねて。






ボトムスはERINのパンツ。







レシピのリクエスト頂きましたので、

紹介します。

 

 

材料

 ☆小かぶ  実も葉も使います。

 ☆にんじん

 ・きゅうり

 ・カリフラワー

 ・セロリ

 ・ミニトマト などなど。

 

  ☆は必須です。 

  あとはその時の気分です。

  冷蔵庫にあればです。

 

   ・オリーブオイル100cc

  ・ローリエの葉1枚

 

 A:ワインビネガー 50cc

   砂糖 大1

   塩 小1/2

 

  1.小かぶとニンジンは

         適当な大きさにカットする。

    小かぶの葉っぱもざく切り、

    やわらくなるまで茹でる。

 

    あとの野菜はカットのみ。

    茹でる必要ありません。

 

  2.Aを小鍋に入れ、

    一煮たちさせておく。

 

  3.お鍋にローリエとオリーブオイルを

    入れて火にかけ、1の野菜を軽く

    炒めます。

    油が回る程度でいいと思います。

 

  4.火をとめたら、Aをまわしかけ、

    塩コショウで味を調え、そのまま

    放置し、味をなじませる。

 

 

 カレーのつけあわせなどにぴったり。

 箸休めにもなります。

 

 

 

 

以前作った時の写真。

今回は小カブとニンジンのみ。  


 

 

 保存瓶に入れたら、見た目もいい。 

 

 

 

 

 

 

今朝のニュースで

大物芸人が結婚していたと

知る。

 

情報番組はどの局もその話題が

トップニュースだ。

 

見入っていると、クマオから

電話が入る。

 

 

「岡村結婚!」

 

「なぁ!びっくりしたなぁ」と

クマオも喰いつく。

 

「50歳だって」

 

「らしいなぁ。

 まぁ、お金持ってるからな」

 

「それ大きいと思う」と私。

 

「あぁ!オレももっとがんばって

 お金貯めなあかんわ」

 

「うんうん」

 

と、一旦は調子よく相槌を打った私だが、

直後に一抹の寂しさを感じる。

 

やっぱりクマオも本当は結婚願望が

あるんだと思い知らされたような気に

なる。

 

 

面と向かって結婚のことを尋ねると、

「ないない!」と即答するクマオだが、

こういう会話の流れになると、

いつもと違うクマオの本音が

見え隠れする。

 

確か福山雅治が結婚した時も

こんな感じだった。

 

 

「クマオさんも50歳ぐらいで

 若い人と結婚したりして」

 

「・・えぇ・・わからへんわ・・」

 

え?

何?

この煮え切らない感じ。

 

明らかにいつもと違うクマオ。

 

やっぱりこういうニュースは、

クマオの心根になんらかの

影響を与えるのだ。

 

 

「クマオさんなら、

 何歳になってもできるよ。

 お金持ちやもん」

 

敢えて明るく言った。

 

「う~ん・・・りこちゃんおるもん・・」

 

 

え?

私がいる?から?

 

声のトーンで、いい意味ばかりで

言ってはいないことが

何となく伝わってきた。

 

 

私がいるから、したくてもできない。

また私が傷つくから。

 

こんな思いから出た言葉だろう。

 

 

それにしても、

最近のクマオは正直すぎる。

 

ちょっとせつなくなった私は

電話を切った直後、ラインした。

 

「クマオさんの結婚、

 私邪魔してもてる?」。

 

「あほー!

 なにゆーとんねん!」

 

珍しく即返信あり。

 

何だろうな。

この感じ。

 

 

 

 

 

 

 小カブを見つけると、

買わずにはいられない

作らずにはいられない

カブとニンジンのオイル漬けピクルス。

息子たちが小さい時から作り続けている

レシピ。

 

 

 

 

 

 

アスパラとアボガドの豚バラ巻き。

塩胡椒してオーブントースターで焼くだけ。

簡単でおいしいとはこういうレシピのことだと

思う。

 

 

 

 

 

 

 

アップルウォッチに

「転倒検出」機能がある。

 

着用者が転倒し、1分間反応が

なければ予め登録されている

緊急連絡先に自動連絡してくれる。

 

今年の誕生日にクマオから

アップルウォッチをプレゼントされた時、

クマオは、この連絡先に自分を登録

するようにとしきりに言った。

 

 

だが、私はしていない。

とは言え、せっかくの機能だからと

とりあえず二人の息子の連絡先を

設定してたが、本当はそれもどうかと

思っている。

 

 

先日、不意にクマオが尋ねてきた。

 

「緊急連絡先にオレの携帯 

 登録してくれてる?」

 

「・・ううん・・」

 

「何でやっ!」

声を張って言うクマオ。

 

「・・・・」

 

「そのためにプレゼントしたんやで」

 

「・・うん、そうやったね」

 

「早く設定して。今して」

 

 

 

クマオがそう言ってくれるその気持ちは

とても嬉しい。

 

 

だけど。

う~ん・・。

 

どうしてクマオは気づかないのだろう。

そんな事をすると自分の首を絞めることに

なりかねないことを。

 

そして結果的にそれは私にとっても

ちっともハッピーなことにはならない

ことを。

 

 

 

私は言った。

 

「うん・・でも考えてもみてよ。

 緊急連絡があった時にさ、

 クマオさんが、まさに今から

 よその女の子とベッドインする

 タイミングやったらどうするよ?」

 

「何でそのタイミングやねん!」

 

茶化すクマオに私は真顔で続けた。

 

「まぁ、聞いてよ。

 例えばの話。

 

 そのタイミングで連絡きたとしたら、

 その瞬間、クマオさんにものすごく

 難しい選択を強いることになるやん。

 

 私、そんなことしたくない」

 

「例えが飛躍しすぎや!」

 

「そうかな。

 どんな状況の時でも、緊急事態って

 そんなもんよ。

 

 そんでさ、

 仮に、そっち我慢して私の方に

 来た。で、私がピンピンしてたら?

 きっとクマオさんは私を恨むことになる」

 

 

「・・・・」

さっきの勢いはなくなっている。

 

 

さらに私は続けた。

 

「じゃあ、我慢できずにその子とやっちゃ

 いました。

 で、やっちゃった後に、

 私が亡くなったとしたら?

 

 クマオさん、残りの人生、罪悪感と

 後悔まみれになるよ。

 

 そんな賭けみたいなこと、

 私の知らないところでクマオさんに

 させるなんて、私にはできない」

 

 

「ふぅぅぅ~ん」

 

クマオはふてぶてしくそっぽを

向いたが、私の言う事に一理

あると思ったようだ。

 

話は終わった。

 

 

プイと横を向いたクマオの横顔を

見て思った。

 

 

この人に覚悟はない。

「そんなタイミング

 この先ないわ」と、言い切る覚悟。

 

この場限りでさえ、そういう言葉を

発しないクマオ。

 

 

当然だ。

人の命にかかわる状況のことなんて

軽々しく言うものじゃないのだ。

 

 

私だって然りだ。

 

 

 

 

 

 昨夜のおかず。

すき焼き風。


 

 

 今年最後ゴーヤの素麺チャンプル。


 

 

トマトと紫玉ねぎのマリネ。