わかっていたけど辛かった年下彼氏の裏切りとその後の話もろもろ

わかっていたけど辛かった年下彼氏の裏切りとその後の話もろもろ

雨降って地固まり、
本日も歳の差カップル継続中。

クマオは私をとても信頼している。

そりゃあそうだと思う。

私はクマオに疑念を抱かせるような

不安材料を一切与えないのだから。

 

いわゆる「尽くす女」になりたいと

がんばった時期もある。

どんな時でも健気にね、と。

だけど最近は

それがすっかり板についたのか

「尽くしている」という感覚はない。

 

 

今の私はちっとも危なっかしいことを

しない。

したいとも思わない。

過去には婚約者のいる人と付き合ったり

それから他の女性との恋に溺れている

クマオに対抗して

既婚者と付き合ったりもしたが。

(今なら考えられないことだが)

これも年齢的なもので

私がすっかりモテなくなったから

というところが大きい。

 

 

14年前の春に

クマオと歳の差恋愛を始めてしまった私は

ずっとこういう時が来ることを恐れていた。


クマオがまだまだ男盛りの最中に

自分はもはや世間で言う

「おばあちゃん」世代になり、

クマオをヤキモキさせるような出来事とは

無縁になってしまうこと。

 

恋愛関係においては

相手に信頼されたいとは思うけれども

目を離したらどこに行ってしまうか

わからないというような

ちょっと悪女のテイストも

必要だと思っていたから

 

だからそう言う意味では

クマオと私の間には

年齢差だけでなく

実は立っているステージのレベルも

違うはずで。


それなのに

クマオはどうして

そんな私を捨てないのだろうと

今更ながらに

思うことがある。



そう思いながらも

私はやっぱりクマオにヤキモチを妬き、

そうすることで

自分の立場を強調したり

執着したりしている。

 


クマオをワクワクドキドキさせられない

私にできることは

安心安全平穏にどっぷり浸からせること

だけなのだから

信頼されているならそれでいいんだな。



全くまとまりのつかない思いに

ふととらわれる午後。