朝は、やはりムカムカしながら起きた。

 

だりーや。でもすこしスッキリして仕事に向かえてよかった。

 

「生きるために働くでいいだろ」 確かビートたけしが言っていた言葉だったような…。そのワードがいきなり浮かんでもういいやって思えて。

 

んで、会社の朝礼で周りを見渡すと当然のように社員がいるわけで。

 

ふと、ここに来る前のことを思い出した。

 

前職と同じような職務内容だったが、頼れるものはおらず、何でも全て、と言っていいくらい自分で考え、こなしてきた。

資格も取った。

 

社内での評価は、人間性は別にして仕事の評価は高かったはずだしそれ相応の事はやっていたと自負がある。

 

なんで辞めようと思ったか

 

「自分のスキルに不安を覚えたから」

「会社が嫌いになり、将来に不安を覚えたから」

 

それだった。

 

この仕事を極めていきたいと思うにあたって、この会社ではやれることの限界を感じた。

 

教育・指導するものがいないので自分でやるしかないがそもそも無知なので頑張っても限界はある。

そう確信できるくらい本来は深い仕事のはずだ。勢いでやれないこともないが失敗のデカさが段違いなのでな。

その前に俺が挑戦したいと思っていても会社では行えない。

 

 

 

この会社で中途半端な地位と給料で偉そうに自由に振舞って、好きな仕事をやっていたとしてもこれ以上何かが変わることはない。

社畜として挑戦できるのはこの年齢が最後なのではないか。

所謂、本来の仕事を知りたい。ベテランの指導を受けたい。

 

こういう望みがあったはずだ。

 

一方、会社に対する思いもあった。

 

悪くない給料で働けたが意味不明な評価基準でボーナスはないに等しい。俺は周りから比べたらもらっていたかもしれないがそれでも雀の涙程度だ。

 

それはまだいい。

 

大将のワンマンに素直に従う雇われ社長を見ていると、こんな奴に協力したくないなと思ったし俺がこの会社をかえてやる!って気持ちにも

ならなかった。一度社長になれと言われたがならなくてよかった。こんな雇われ社長みたいな生き方はできない。

 

そう思っていたはずだ。

 

そして転職活動を行った。

 

前職とまったく同様の職務内容で給料は下がらない、もしくはすこし上がりそうな 立ち上げたばっかりの会社

 

総合建〇会社 すこし給料は下がるが自分のスキルを考えるとよくしてもらえてるような金額だった。

 

 

当然、上のほうが楽勝だったろう。でも成長できるか…?

 

総合建〇会社 正直言ってこの年齢からなんて不安だ。でもここを通らなければ一生無知のままみたいで…。

 

結果的に総合建〇会社を選んだ。

 

自分のスキルなんてあってないようなものだったがどうにかくぐり抜けて一年が経った。

 

来年は資格試験が受けれる。

 

とりあえず、自分の判断はどうだったのか。