お産になると、助産師さんに自由にいきみなさいと告げられる。
でも、初産なので自由と言われてもいきみ方がわからない。
たぶん、タイミングとかいきみ加減とか全くダメだったらしく、助産師さんの指導が入る。
『いっぱい吐いて~吸って~ハイッ!止めて!いきんで!!』
その通りに実践。
さすがプロの助産師。
なんとなく習得。
痛いし苦しいから、中途半端ないきみを続けるが、たぶんこんなヘナチョコいきみじゃ産まれないだろうと薄々感じる。
そして助産師さんからもうひとつのアドバイス。
『便秘の時に出そうと踏ん張る感じでいきんで!』
はい!
それなら大得意です!
だって便秘だもの。
いや、汚い話になりますが…お産の時って下剤とか飲むのかと思ってたら何も飲まなくて…。
ヘナチョコいきみも、そちらの出産を心配してのことだったと思います。
もーう、こうなったらヤケクソで、あっちの出産もこっちの出産も変わりゃしない!と便秘の踏ん張る感じを実践。
そしたら、助産師さんが『いいね~今のいきみ!』とべた褒めしてくれたのでどんどん便秘の踏ん張りを取り入れました。
踏ん張っても踏ん張っても先が見えない。
あとどれくらい頑張ればいいんだろうと、意識が飛んでしまうくらいの苦しみ痛みの中で思う。
赤ちゃんがどれくらい出てるかもわからないので、無限に踏ん張り続ける。
すると助産師さんの『赤ちゃん髪の毛たくさん生えてるよ!』という言葉を聞いて、俄然やる気が出て、今までにないくらい踏ん張る踏ん張る!
下半身に違和感があり、何かが挟まってるのが分かる。
あともう少し…もう苦しいのは嫌だ!と思い、更に踏ん張る。
裂けるのは嫌だったけど、確実にこのままだと裂ける。
てゆーか、いま裂けてるんじゃないかと思うくらい痛いし熱い!
でも早くこの苦しみから解放されるならと、そんなのお構いなしで頑張りました。
そして出てきた。
出てきた出てきた。
陣痛の痛みと苦しみが、あっという間に消え去り、お腹もヒューンとヘコんだ。(妊娠時の2分の1になっただけ)
終わった…
とてつもない達成感にひとりで浸っていると、周りの人たちが口々に下を見ろ下を見ろとウルサイ。
下見たら、あたしの赤ちゃん。
赤ちゃんも頑張ってたのが一目でわかる。
青紫色になってしまっていた。
もう、今まで生きてきた中で一番の苦しみだったけど、一番の幸せが訪れた瞬間。
我が子の顔を見たら痛さなんか吹っ飛ぶって本当だと思う。
感動して泣くかなと思ってたけど、無事に産まれてくれた安心感の方が大きく、ホッッッとしておりました。
分娩開始から約1時間で産まれたワケなので、看護師さんによれば安産とのこと。
あの苦しみが何時間もつづくなんて耐えられない。
安産で良かったと心から思った。
その後、案の定裂けていた下の方をベテラン医師の指導の元、研修生みたいな男性医師にたどたどしく縫われる。
麻酔がきいていない所をチクッとやられ『いたい!』と叫んだけど、お産の苦しみの方が何百倍も痛かった。
カンガルーケアを希望だったので、病院着のボタンを途中まで剥ぎ取られ、綺麗になった赤ちゃんをダッコチャン人形みたいに乗せてくれた。
小さくて暖かくて、まだ見えない黒目がちな瞳でキョロキョロしていた我が子を抱いて、不思議な気持ちでした。
やっと会えた。
9ヶ月間待ちに待った瞬間。
私と旦那様の元を選んでくれて、産まれてきてくれて、ありがとうと心から思いました。
遠く離れた旦那様にも報告。
寝ずに待っててくれたみたい。
お疲れ様、ありがとう。
と言葉をいただきました。
いまだに写メとムービーでしか我が子を見ていないので、早く抱かせてあげたいな~
出産レポ終了★