今は昔、オオヤマのジチョーといふものありけり。
ユービンキョクにて仕事をしつつ、よろづのことを想ひける。
名をば、おおやまのまさみとなむ言ひける。
その想ひの中に、げに光る想ひなむ一つありける。
いつくしみて、ささげて見るに、過ぎし日々光りたり。
【庄和物語】
いま思えば、4年前に庄和郵便局に赴任して、しばらくの間、これといった波風もなく、
ただ庄和郵便局とその元締めである春日部郵便局の間を往復し、よくわからない事務の
仕事をし、ただ日を過ごしていたような気がする。
赴任して半年くらいは昼前から夕方までしか庄和におらず、それ以外は春日部に居たの
だから仕方がない。ハンコ押しだの帳簿整理だのをして、行ったり来たりを繰り返して
いた。
それが劇的に変化したのは2011年の4月からだと思う。
代わったばかりの春日部の局長(当時は支店長と言っていた)の許しを得て、オイラは
朝、庄和郵便局に出勤し、集配外務が配達に出かけてから春日部に行けばいいようになった。
それまでの半年間、じっくり庄和の様子を見ていたオイラは、さっそく、オイラなりの
仕事を庄和郵便局でするようになったわけだ。
ただ、何をし たか、その頃のオイラはどんな仕事をしていたのか、思い出せない。
オイラの過去を知る人に訊いてみたけれど、答えが返ってこなかった