公開してすぐに観に行き、ちょっとよく分からない部分もあり、小説も読みました。
凪沙がビンの中に貯めているお金はおひねりで、よく見えるように透明の瓶に入れていることや、瑞貴が最後にああなるとか、りんちゃんのこととか、映画にもっと入れてほしかったと思う部分もありました。
一果の心境の変化も、小説の方がよく分かります。
一果ちゃんが凪沙の職場で舞台に立って踊るのを見る凪沙。
凪沙としてではなく、ひょっとして草彅さん自身が、一果の踊りに見入ってしまっているように感じるシーンがあります。それは、何かメッセージのようなものを感じました。
是非まだ見ていない方には見てほしい映画です。
トランスジェンダーとは関係ないとか、草彅剛さんの映画には興味ないとかいう理由で見ないなら、勿体ないと思います。
2021.3.19 追記
日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞、最優秀作品賞にも選ばれました。本当におめでとうございます。
当たり前だと思っている世界が、実はとても窮屈な、自由のない世界なのかもしれません。
それに気づいていきたいと思わせてくれる作品でした。