近くの映画館では上映されていなかったので、少し遠くまで行きました。
主役の男の子の父親役の人が監督、脚本をしています。
原作はベストセラーになっているそうです。
廃品を使って風車を作り、作物が育つ環境にした男の子の功績を順を追って伝えるだけの作品かと思っていましたが、観ている人を強く惹きつけるストーリーの展開があり、訴え投げかけてくるテーマの強さが、心に残りました。
下の記事のように、日本も女性差別がまだまだ残っていたり、政治の批判をすることで身の危険を感じてしまうという点で、20年位前のマラウイとあまり変わりません。
でも今の日本はこれ程の飢饉がないので、この豊かな暮らしにとても感謝しなければいけないと思いました。
所々に出てくるマラウイの言葉、
葬儀のダンスはとても神秘的です。
伝統の物は、日本の文化もいずれは消えてしまうのかもしれませんが、不思議な力を持っているものは、少しでも残していけたらいいですね。
この映画はあまり宣伝されていませんし、上映館も、期間も限られていますが、ぜひ家族と一緒に観ていただきたいなと思います。
結局当時から20年経った今でも、悲しいことにマラウイの状況はあまり変わっていないみたいです。今年洪水もあったみたいです。
この映画を通して、遠い国のことをもっと知ることができたらいいと思います。