空白の時間 10日目 | チャーリーのケツバットで日本一周自転車の旅

チャーリーのケツバットで日本一周自転車の旅

チャーリー あおきです
全国の風景写真を撮影して旅をしています
今回の旅は
資金を集めながらの、日本一週の旅に成ってしまいました
方法が考えた末、ケツバット
2発100円で日本各地を自転車で周って行きます
見かけた時には、ぜひ、フルスイングで

ほとんど寝ていない。考えていたのは、脱走計画がほとんどだ。
広島市内でかけ崩れの話は、朝一で留置場でも知れた。行方不明者の話もでていた。大体の場所は分かった。

寿命を縮める食事は相変わらず、出てくる。
マーガリンを、ナイフホークで食べてる。そんな錯覚を覚える食事だから、当然、薬も必要に出てくる。

運動の時間という、運動をしない時間に情報を集める。
要するに山が動いた。思い出せる地形を想像すると、かなりの死者が出るのは、予想がついた。
行ってみたい。そんな思いを消す様に、部屋の扉は閉まった。
夕食時に聞ける、今朝のラジオを楽しみに待つしかない。眠さが押し寄せてくる。

15番の彼は今日、拘置所に移送される。
拘置所の情報集めに余念がない。昨日の内に荷物の整理がされているから、時間をもて余している。
「トランプでもしますか!」
大富豪を2回やった。前回とで、2勝2間敗
ジジ抜きでは、私が負けている。
つかの間の隠れた団欒は、静かに幕を下ろした。
間もなく、15番は、拘置所のプロ達の歓声を浴びながら、移送されていった。

無罪=釈放
罰金=有罪
罰金を期限つきではらえなければ、労役だ。
拘置所での地味な仕事をこなす。
50万以下の罰金は、1日5000円、
100万以上の罰金は、1日10000円、らしい。
仕事内容は同じでも、罰金の金額で貰う額が違う。
つまり、
100万の罰金だと、100日で出れる。が、
70万の罰金だと、140日で出れる。この矛盾
罪が重い方がお得なのだ。
まさに、どうせ犯罪を犯すなら、半端な犯罪は損をしますよ。と、言っているみたいだ。

絶対に無罪にする。
罰金と判断されたら、弁護士を呼んで直ぐに、上告して裁判を起こす。
保釈金は無いから、自由ではないが、無罪になる確率は分がある。
そして、裁判を起こすと、私に対する警察官の初期対応もあらそえる。
相手の素性が解るので、民事で訴える事が容易になる。不自由に成った時間、裁判費用、肖像権の侵害請求ができる。
相手が慰謝料請求しても、無駄に終わらせる自信がある。

その為の準備を静かに始めている。