空白の時間 8日目 | チャーリーのケツバットで日本一周自転車の旅

チャーリーのケツバットで日本一周自転車の旅

チャーリー あおきです
全国の風景写真を撮影して旅をしています
今回の旅は
資金を集めながらの、日本一週の旅に成ってしまいました
方法が考えた末、ケツバット
2発100円で日本各地を自転車で周って行きます
見かけた時には、ぜひ、フルスイングで

寝る、そんな作業も、そろそろ飽きてきた。夜中に目が覚めるのが多くなってきた。

朝の恒例行事が終わり、しばらくすると、
「21番、調べ」
昨日の続きだな、
手前の取り調べ室は、タバコの匂いがする。直ぐしたが喫煙所だからだ。
昨年の4月から、警察署での喫煙場所は決められた場所以外は、全面禁煙になったらしい。
無実の私が、タバコを吸えない。なんとも、頭にくる。

「やっぱり、タバコはダメですか?」
かえってくる答えは、お決まりの苦笑い!

調書の作成は、淡々と完成に向かって行く。スムーズだ。
復習と捜査資料は、ピタリと一致している。
昼直前に完成した調書は、読まれる事なく、地獄のレストランへと、案内された。
生きてレストランを出ると、取り調べ室への道が開ける。

意外な言葉を聞いた。
「お金を借りる当てはある!」
貸してくれる人は居るが、??????????
「罰金で、出れる可能性があるから、その時は、払う宛があるか?」
ん?罰金?
「幾らぐらいなんですか?」
「20」勿論、20円のはずがない。
「借りてまで、罰金なんて払う気はない」
当たり前だ、無実なのだから、検事も無実を証明したのだ。
罰金=有罪、有罪=前科だ!
調書は、読み上げられた、が、ほとんど聞いていなかった。
タバコの匂いを思い浮かべていた。
「木曜日、シュウチュウだから」
「もっと早く出来ないの?」
「決まった事だから、もう少し我慢して」

タバコの匂いは消えている、今頃は働いているんだろうな、そんな事を思いながら、お部屋へ案内された。

相部屋の15番は、
「明日、装置されます。さっき、聞きました。」
「えっ?拘置所!」
昔は、留置場の方が良かったらしい。タバコが吸えたからだ。
今では、拘置所の方が留置場より、ましになってるらしい。
同じタバコが吸えないなら、食事や生活面を考えると、拘置所が良いらしい。
周りの部屋からも、羨ましいと、声が聞こえる。

私も先を見据える、無実、それだけ!