6月に入り奈良の百貨店は、stay home解禁とばかりにエライ人です。
新型コロナウィルスは収束ですか?という感じ。
そんな中、ぎっくり腰さんご来院。
普段から腰の調子はあまり良くはないもののなんとか維持してきたのに、自粛で普段よりゆっくり過ごしていたのに、なんでぎっくり腰になったのか解せない様子。
普段、忙しく動くことで体に対する負荷が適度に分散ていたところ、今回の自粛で動きが普段より少なくなることで、右腰に負荷が集中してしまいぎっくり腰となってしまったようです。
では、なぜ右腰に負荷が集中してしまったのでしょう。
立ち姿を後ろから拝見すると、まっすぐ立っているように見えますが、少し前屈をしてもらうと途端に本性を表します。前屈をした途端にいきなり腰が左に移動したのです。
腰が左に行きたくてしょうがなかったのかしら?
そうではなく、腰から上の上半身が右に倒れている状態を腰が左にズラすことでバランスをとっていたのです。
上半身が右に倒れていることで、右腰に負荷が集中し筋肉が疲労したと考えられます。
体の動きが少ないと、体は楽をしていると思いがちですが、あまり動かないでいると体の重みが体の一部分に集中し負担となることがあります。
体って重いのです。50㎏って持ったことありますか?
その重みが腰の一箇所に集中すれば、疲労を起こす可能性は否めません。
よく動いていれば負荷は分散したのでしょうが、今回の自粛で動きが少なくなり負荷が右腰に集中してしまったと考察しました。
動きすぎたから悪い、動いていないから負担がないとは限りません。
体の重みをうまく支えることが重要です。
そして、動きがリスクを分散します。
早く自由に動ける世の中に戻って欲しいですね。
柔らか整体/荒木整骨院