母が肺がんになりまして〜肺腺がんステージ4 ALK陽性 over70〜 -2ページ目

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07Mar
- 菅田将暉の食パン
  若手芸能人の中で私が唯一認める菅田将暉。そんな彼がドラマ3年A組の現場に差し入れた食パンがあると言う。乃が美ご飯党の私が動いた。しかも30分近く並んだ。寒い中。雨の中。。864円を1本購入。皆さん5本10本と買っていた。菅田将暉は50本買った。店員さんから聞かれた。初めてですか？はい、初めてです。（正直に）じゃあ生で食べて下さい。ラジャーモチッとしてましたよ。明日は炙ってみようかな？
06Mar
- 2019年2月検査やっぱり効いてたアレセンサ
  昨日は2/12にアレセンサを飲み始めて初の検査日だった。私は仕事で、母一人で行ってもらった。朝イチで血液検査&レントゲン、この結果を見ての診断。レントゲンの画像によると、肺がんのサイズは前回より小さくなっていて（サイズ詳細は不明）、はっきり写っていたがんがぼやけてきているとのこと。早速結果を出したアレセンサ。やるやるとは聞いていたが・・・血液検査はCEA 1.7SCC 1.0ただ主治医は、母は元々この値が低いからあまり参考にならないと言ったとのこと。そして肝臓の数値AST 55ALT 57前回より明らかに上がっていた。先日のビールが疑われたが、調べてみるとアレセンサの副作用のようだ。主治医は、とりあえず様子を見ましょうとのこと。概ね順調との事で次回検査は4/9で、アレセンサ 35日分を処方されたとのこと。順調だけど、がんが治るわけではないと釘を刺されたらしい・・・この主治医は異動してしまうので今回でサヨナラ。肝臓の数値こそ気になるものの、アレセンサにお世話になる日々が続くことになった。よろしくアレセンサ！
03Mar
- がんのお勉強がんセミナーに参加
  昨日はがんセミナーに参加するために母とがんセンターへ。相変わらずアレセンサは好調のようで、副作用は多少の便秘と多少の肌のかゆみ。どのテーマも、最近関心を持ったものばかり。2日前に気付いて慌てて申し込んだ。資料とお茶をもらって席に。参加者は100名弱かな。高齢者が多い。①ノーベル賞のお薬について免疫療法の内容。がんの大きさより免疫細胞（Tリンパ球）の多寡が重要で、多いほうが生存期間が延びる。T細胞にがん細胞がブレーキをかける。オプジーボはT細胞のPD-1に結合して、がん細胞のT細胞との結合を阻害する。免疫チェックポイント阻害剤の効果を高める為に、バイオマーカーの開発と複合免疫療法が研究されている。②がんゲノム医療とは分子標的治療薬について（我らがアレセンサ登場）遺伝子パネル検査1度に多数のがんに関連する遺伝子（130種ほど）の異常を検査できる。これにより、遺伝子異常が解析されて薬が開発されたタイプには速やかに薬を処方できる。本年保険適用になる予定。膨大な遺伝子情報を高速で解析し、カギを握る遺伝子異常を発見する次世代シーケンサーという装置が開発された。③がんと遺伝カウンセリングについてがんの発症に重要な遺伝子に、生まれつき傷がある人はいる。家系に同じがんが多くて心配な人は、有料でカウンセリンを受け、遺伝要因を調べる採血をする。確定診断が出たら、がんの早期発見の為に定期検診を受ける。④重粒子線治療についてうちには当てはまらないけれど、病院長自らの情報はためになった。重粒子線は従来のX線と違い、正常組織へのダメージを少なくがん細胞に届き、がん殺傷能力も高い。まだ治療対象となるがんは限られており、患部によっては先進医療扱いで、350万円かかる。がん保険には先進医療特約が付いているか確認すべしとのこと。重粒子線治療は入院不要で、仕事を続けながら治療が出来る。最後に、事前に今回のセミナー申込書に書かれた出席者からの質問に対する回答があった。なお3問のうち、2つは私が記した質問だった・・・1.光免疫療法についての見解。昨年末から第3相試験が行われており、その結果次第で前進するだろう。2.免疫チェックポイント阻害薬の課題について。こちらは講義内で触れられた。3.標準治療と先進医療について。新しい治療が次々開発されて、今日はその説明もしたが、まずは主治医の指示に従って標準治療を受けてほしい。エキスパートの先生方から、今の自分が欲している情報を生で聞けて、濃い2時間であった。復習は横浜の弥平で。16時の開店と共に突入。モリモリ食べて免疫力を高めよう！頼むぞアレセンサ！
27Feb
- アレセンサ大活躍⁈
  部活が休みになった長男と土日に実家へ。iPadをプレゼント。母はアレセンサがよく効いているのか、大変元気だ。年末年始に弱っていたのが嘘のよう。副作用は便秘が少々とのこと。高額の薬を安価で飲ませて頂いて、と恐縮する母。これまで医療費あまり使わなかったから許してもらおうよ。土曜夜は3人で居酒屋へ。なんとハシゴ酒翌日曜はボウリングへ。2ゲームやって母のスコアは145、141病気前より良いスコア？負けるところだった。頑張れアレセンサ！
24Feb
- 患者パイセン達に最敬礼
  他の患者の方々のブログサーフィンしていると、ステージ4を宣告されてから、長期間に渡って治療しながらがんと付き合っている方の多いことを感じる。色々感情の起伏を乗り越えながら、治療法や薬を変更しながら。ブログを読み進めていくと、皆さん段々頼もしくなられて「猛者」となってゆく方も。自らが大変なのに他の患者さんを勇気付けたり、新薬承認のために奔走したり。私は自分が患者な訳では無いので、患者の方の気持ちを100%理解できるとは思っていません。でも伝わってくるのです。皆さんの想いが。
23Feb
- iPad
  母は猛スピードの終活の中で、最も親密な友人であったノートパソコンも処分してしまった。壊れかけてはいたが…スマホがあれば大丈夫！と言うのだが、眉間にシワ寄せて小さなスマホをにらんでいると寿命が縮むのではと心配になる。よってWiFi仕様のiPadをプレゼント。（と言っても生前贈与で購入）思い出写真をいっぱい落としてやった。LINEもスマホと同じID登録してOK長く使ってね。
20Feb
- 60才位限定
  若いのはいらん
17Feb
- 2019年2月アレセンサ服用開始
  2月12日から飲み始めたアレセンサ。最初は副作用の下痢の便秘が少々あったらしいが体調は良いとの事。肺がんステージ4の発覚直後、母の急激な終活の過程で、庭の柚子の木を大胆に切らされた。うちの子たちばぁばの柚子ジャム大好きだったのに…切るの早すぎたんじゃないの？オレに作ってくれる柚子酒もどうすんの？頑張れ！高いくすり
- 2019年2月母の肺がんに光が射す
  2月12日はがんセンターでの治療方法説明に付き添った。このところ熱は出ていないが、この日の未明頃、胸の辺りが痛かったらしい。以下は先生の説明を終了後すぐにスマホ入力したもの気管支鏡検査の結果非小細胞がん（確定）腺がん（だろう）遺伝子ALKに異常ELM4とALKがひっついてがん細胞が増えているALKの遺伝子変異ががんの原因（ALK陽性）薬アレセンサを処方する（分子標的薬）副作用少ない家でカプセル薬を飲むだけなので生活に支障は出ないだろう効果がすぐに出るかも効くはずだがいずれ効かない時が来るその時は早く見切りをつけて違う治療（薬）に変更すべし肺のガン細胞、転移したリンパ、骨にも効く新しい薬の治験が始まっているローブレナは出て来たところブリガチニブも治験が始まっている治験は色々やっているから新薬に出会うチャンス有り免疫療法ALKには効果が少ないと思うので考えない国立がんセンターが中心となって進めている次世代検査方法に協力その場で40cc採血これに登録しておけばアレセンサが効かなくなった時気管支鏡検査をしないで採血だけで細胞検査が可能になるあと先生は3月いっぱいで他院へ異動するので主治医が代わる事を告げた。また、私がネット情報でかじった光免疫療法について聞いてみたが、先生は全く取り合わなかった…シロウトの我々が、オプジーボかな？キイトルーダかな？と勝手に薬を予想していたが、別の分子標的薬だった。だがこの分子標的薬というのが調べれば調べるほど凄かった。凄すぎて夢中で調べた。母のがん治療に光が射した。まず、母がALK陽性だったことが大きい。これは全肺がん患者の4%くらいしかいないそうなのだが…ALK融合遺伝子は、がん細胞の増殖にかかわる遺伝子のなかでも特にがん増殖能が強いことから、「横綱がん遺伝子」とも呼ばれるらしいが、その反面ゲノム解析されて的確に奏功する新薬が開発された。このようにゲノム解析で、ピンポイントの投薬を受けられるがん患者は全体の1～2割ほどしか現段階ではいないとのこと。先生は患者が期待しすぎることを言わないものだと思うが、言葉の端々にアレセンサがもたらす効果に先生は自信を持っているのだと感じられた。ここ5年くらいで効果の高い分子標的薬が台頭してきていたことも驚きだし、定価7千円近くするカプセルを1日4個飲むだけで普通に家で過ごせると言う。（国が承認した薬だから保険効くけど）ステージ4を宣告された時、余命は1～2年かなと思ったが、もっと長そう。行いが良かったのか？神様に余命を伸ばされた母。本やネットで出ているステージ毎の余命は少し古い情報。日進月歩のがん治療の世界では確実に余命が伸びているようだ。とにかく母にアレセンサが効いてくれて、そのがん耐性が訪れたとしても優秀な新薬が次々リリーフして活躍し、そうこうしている間にがんが完治する時代がやって来たりして…検査結果や先生の言葉に一喜一憂しジェットコースターのような日々…
- 2019年1-2月母の終活
  旅行が終わったら、ネットでがんの情報を調べまくった。がん治療の世界は日進月歩で、ノーベル賞を受賞された本庶先生の研究が画期的な新薬に生かされ、良い結果に繋がっている事を知り心強く思った。自分はがんに対してあまりにも無知だった。4年前に父を食道がんで亡くしているのに。タバコを吸わない人間も肺がんになることも今回初めて知った。周りに迷惑をかけたくない性分の母は、自分ががんと分かってから怒涛の勢いで終活を始めた。物凄いスピードで家の整理、財産の整理、名義変更…キッチリしすぎだろ。でもそれが彼女の流儀なので手伝った。
- 2019年1-2月限られた時間の充実
  1月25日は気管支鏡検査で細胞採取するのに付き添った。病院や検査慣れしていない母はたいへん怯えていたが、無事に終了した。悲しんでばかりもいられない。残りの母の人生を充実させることに全力を注ぐことにした。1月27日は横浜ランドマークタワー68Fのホテルランチに連れ出した。幸い母の体調も良く天候も良く、素敵なランチタイムを過ごせた。旅行や食事でいつも財布を出させているダメ息子な私も、この日ばかりはご馳走させてもらった。2月2・3日は母、姉とその長女、私の家族の計7名で伊豆旅行に出かけた。治療が始まる前に母が大好きな温泉旅行をと、過去最高額の海辺の和風ホテルを予約。母の体調は良く天候も良く笑顔の絶えない最高の旅行となった。母はビールを飲んだし、夜食のラーメンサービスも行き、温泉も4回入った。がん、治ったんじゃないか？
- 2019年1月母に肺がん発覚
  2018年年末から2019年正月にかけて、直線距離で70km離れた実家に帰省した。一人暮らしの母と二人で過ごしたが、やけにネガティブな発言が多いのが気になった…咳が続いていたことに疑問を感じた母はその数日後、近くの医院へ行きレントゲン検査で肺に影が写っていると言われた。がんセンターを紹介され、やはりがんだろうとのこと。PET検査、CT検査の後、1月22日に先生から説明があるとの事で私が付き添った。呼吸器内科の主治医によると、まだ検査結果が出てないが肺に45mmの腫瘍が有り、がんに違いないとのこと。PET検査の結果、リンパ節、骨にも転移しているのでステージ4とのこと。手術を施せる状態ではなく、抗がん剤か免疫療法になり、治せないがんの進行を遅らせる治療とのこと。素人なりにこの説明を受ける前に肺がんの予習をしていたので、ステージ4の意味の重さは大体わかっていた…先日母と食事をした際に、最低でも私の長男が成人するまでは頑張ってくれよと伝えたが、それが難しくなってしまったようだ。我が家では障害を持った次男に気を取られる事が多く、そんな長男の寂しさを掬ってくれたのが母だった。その二人の絆の深さを知っているだけに今回の宣告はあまりに酷だ…その日の夜に家で家族を集めて母の病気について説明することにした。中2の長男、小6の次男には事実を伝えるべきか迷ったが、事実を知った上で自分に何が出来るかを考えて欲しくて、すべて公表。長男の顔を見た時、私はこらえ切れなくなってしまった…人一倍元気な母は70過ぎてもママさんバレーで活躍するなど、私よりもよほど元気で余裕で100歳まで生きるのではと勝手に思っていた。そんな母をいつの間にか肺がんが襲っていたとは…信じられないという気持ちが強く、また、知られずに進行する肺がんを恨んだ。この頃の母は不規則な微熱が出たり咳もよく出ていたこともあり、先の不安が大きかった。
- はじめに
  72歳の母は2019年1月に肺がんステージ4 の宣告を受けました。他の患者の方々のブログがたいへん参考になったので、私も母の事を記すことにしました。医学についてはシロウトですし、本人ではないので心身の細かい事は分かりませんが、どうぞよろしくお願いいたします。

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