性格なのか?特性なのか?
私は昔からあまり発語が少なく、1人で本を読んだり絵を描いているような子でした。
幼少期の頃の友だちもワイワイとにぎやかに話すタイプではなかったし、私のその状態は普通なのかと思っていました。
このような状態になるのは性格からきていると判断されることもありますが、ASDによる特性の過集中だと認識される場合があります。
ASDの男性と過集中
ある医師はASDの特性を探す時に、患者さんが男性の場合は「電車、好き?」と聞くそうです。
ASDの傾向がある方は変化が少ないものを好みます。
ですから到着する時刻が一定である電車の運行を受け入れやすいのです。
そこに過集中が加わると鉄道オタクのように道を極めし者になります。
つまりASDの男性は好きな事柄に対してとても素直なので、少し話を聞くだけでも発達障害の可能性があることを大まかに判断しやすいのです。
ASDの女性は見つけにくい
一説によるとASDの男女比は約4:1だと言われています。
本当はもっといるかもしれません。
ASDの女性を見つけることは医師でも難しいそうです。
なぜならば、女性は社会的な適応能力があるからです。
つまりASDの女性はなんとなく他人に合わせることができるので、コロコロと変わる話題にはついていないかもしれませんが、話を聞く側になることで他人とコミュニケーションを取ることができます。
そうして色々な話題にふれると過集中も緩やかになりますから、余計にASDと判断することが難しくなります。
当時者自身もほどほどに社会に適応できているという感覚がありますので、ASDの自覚がしにくくなります。
困らないと病院に行かないからね...。
友だちづきあいなら他人を受け入れることで関係性ができます。
しかし働くようになると自分の意見をいう機会がありますので、そこでつまづくASDの女性がいて病院で診断してもらうという流れになるそうです。
このようにASDは性別も考慮したほうが良いようです。
奥が深いですね。
▼ASDによる感覚過敏からくる偏頭痛とのつきあいかた
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