以前、子どもとお母さんが一緒に参加する幼児教室でお仕事していた時のことです。
よくある光景
他のお友達が遊んでいる遊具を取って、何食わぬ顔で遊んでいる子、取られた子は大泣き!
まだ2歳ですから人の物は自分の物、自分の物は自分の物、仕方ないですよね。
遊具を取られた子のお母さんは我が子を抱っこしてなだめています。
顔色が変わったのは取った子のお母さん。
「お友達の使ってるのを取っちゃダメでしょ!」
そうなりますよね。我が子がよその子の使っている物を取り上げ泣かせてる訳ですから。
叱られた子はまたまた大泣きです。
遊具を返すように言われても
「ヤダ!」
手から離しません。
お母さんの方が泣きたい心境ですよね。
こんな時、
躾がちゃんと出来てないと思われるんじゃないか
自分が親としてダメと思われているんじゃないか
と考えてしまいますよね。
ついつい、子どもの気持ちより自分のことが気になったりしてしまうものです。
私もそうでした。
私もお母さんの気持ちはよく分かります。
そこで助け舟を出します。
その子を抱っこして
「このおもちゃ、いいよね。すっごく欲しかったんだね。」
と言います。これだけでこの子は泣き止みます。
「○○くんも これが好きなんだって。ほら泣いてるよ」
と言うと、○○くんをじーと見てます。
「どうしようか?○○くんと一緒に遊ぼうか、先生も一緒にやりたいな」
この後、一緒に遊ぶことができました。
「このおもちゃがすっごく欲しかったんだ」
そこに共感してもらえたから、次の言葉「○○くんが泣いてるよ」まで聞くことが出来たんですね。
自分をわかってくれる人の話は聞けますが、わかろうともしてくれない人の話は聞く気になりませんよね、大人でも。
でもこのお母さんは素晴らしい方で
「子どもの気持ちをわかってあげると、こんなに変わるんですね。」
と気づかれたんです。
私たち大人は、子どもを上から見ているような気がします。
なんで言うことを聞かないの
なんで言わなきゃやらないの・・・なんて
上からの目線を横にして
ひとりの人として尊重し、接していくこと
私は1番大切なことだと思っています。
