カダフィー大佐の死亡と、ある意味予想道理の幕引きとなったリビア問題。イスラム色の強い政府の誕生が

濃厚となっているようだが、はたして真の民主主義国家が誕生するのかはなはだ疑問だ。そして当初から噂

されていたアルカイダの関与がどうやら事実との見方が一般的となっている。


疑問はこうした事実を、相当早い段階でアメリカやNOTOは掌握していたにも関わらず反政府勢力を軍事支

援した事。下の記事は3月31日にCNNから発表された物だが、なんと翌日には削除されている。まるでアメ

リカがアルカイダの存在を黙認、隠蔽しているかのようだ。


ここからは又、当方得意の妄想になるが、アメリカとアルカイダの一部勢力とはすでに協力関係となってい

ると考えている。もともとイスラム主義だけが共通の部落出身者の集まりで、一枚岩ではないはず。最近の

オサマやナンバー2の殺害はアルカイダ内部の裏切り勢力による情報提供だと考えた方が自然かと思う。


しかし当然この事実を隠す必要がある、アルカイダを内からコントロールする為だ。その為にはしばらくの間、

アルカイダの報復を演出?する必要があるだろう。以前に記事としたがオサマビン・ラーディンの聖戦が実は

麻薬戦争であった事実を幹部が気付いたとしたらどうだろう?、聖戦の意味も大分薄れると推測されるが。


しかし、之まで出してきた大勢の死者の手前 事実も明かせない。収束させる方法は指導者をアメリカに殺害

させ、静かに潜伏して消滅するか分裂の道を選ぶのではないだろうか。興味があるのはその見返りだが?。

先日、ニュースアンカーで青山氏がリビア新政府内にアルカイダ関係者の存在が確認されたと驚いていたが。はたして真実は・・・・・


CNN


アフリカ北部、チャドのイドリス・デビ大統領は31日までに、北アフリカに拠点を築く
国際テロ組織アルカイダ系の「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織」(AQIM)が
リビアの内乱状態につけ込んで同国の反政府派が支配する地域でSA-7地対空ミサイルの
入手を図っていると述べた。

アフリカの地元誌Jeune Afriqueに明らかにした。
リビアで既に調達し、ニジェール北部や北西部の拠点に持ち込んだとしている。
「100%」確かな情報としているが、ミサイル調達についての具体的な証拠は示さなかった。
同大統領は、AQIMは地域で最強の武器や装備品を持つ軍を保有しつつあるとの懸念も表明した。

チャドとニジェールはリビアの隣国。北大西洋条約機構(NATO)欧州連合軍の
スタブリディス最高司令官(米海軍大将)は29日、米連邦議会での証言でAQIMによる
地対空ミサイルの入手情報の真偽について公の席での返答は避けたいと述べた。
ただ、米軍当局者はこの情報を疑問視している。

同司令官はまた、リビア東部でアルカイダ系の小規模な活動が散見しているとも述べた。
テロ対策専門家はデビ大統領の主張について自国でのアルカイダの脅威を強調する狙いがある
とも指摘している。
同大統領はリビア騒乱について、アルカイダが仕掛けているとしたカダフィ大佐の主張は
一部正しいとの見解も示したことがある。

リビア騒乱での反体制派と最高指導者カダフィ大佐派の交戦では、反体制派の兵士が
SA-7を含む携行ミサイルを保持していることがビデオや写真で確認されている。
リビア軍は多数のSA-7ミサイルを保有していたともされる。

アルカイダ系が地対空ミサイルを初めて使ったテロとしては、アフリカ東部ケニアのモンバサで
2002年11月に起きた、旅客機を狙ったミサイル攻撃未遂事件がある。
SA-ミサイルは旧ソ連が1960年代に製造したもので、米中央情報局(CIA)は
アフガニスタンで旧ソ連軍と戦うイスラム武装勢力に供与もしていた。