大相撲の八百長問題で大騒ぎ、何で今なの?と思っている方も多いと思う。どうやら又、警察内部の情報漏え

いがあったらしい。慌てて公表したのか、予算委員会に時期を合わせたのかは定かではない。ただ、この報道


を耳にするたびに思い出すのは、20年前の建設業界の談合事件だ。戦後の復興時に秩序ある予算の効率的

消化、公平な受注と言う概念で発明?され、実際に業界内では必要悪として長く黙認されてきた。実際に日本


経済に与えた功績も大きく、永遠に続くかと思われた談合。しかし公共事業参入を狙うアメリカの圧力でいとも

簡単に崩壊した。この時、日本のメディアはあたかも最近知ったような論調で驚きを持って報道、バカコメンテ


ーターは悪の根源が今まさに暴かれたようなトンチンカン発言に終始した。日本経済の牽引役だった建設業を

悪の根源の様に扱い、公共事業を減らした結果が失われた20年と符号するのは偶然では無い。大相撲の八


百長問題がまさかアメリカの圧力ではないだろうが、誰かの、いやなんらかの団体の利益の為に公表されたと

したら、ブーメランのように又戻って来て自らの首を絞める結果になるだろう。格闘技なんてすべて多かれ少な


かれ八百長で成り立っている、次は競馬の八百長問題に飛び火しない事だけを願う。