私は、ストレスがあると、全身をカッターで切り裂かれるような、激しい痛みに襲われる、そういう病気を持っている。


そういった痛みがある時は、鬱症状が出る。


痛くて、苦しくて、自分を楽にしてあげたい。だが、できない。


誰か助けて!と思う。でも、そういう時は、それは誰かを一緒に苦しめるから、できない。


もし、それを本当にしようとしたら、自分が延々と苦しむか、他人をずっと苦しめるしかない。


でも、痛いのに、痛いよ!楽になりたいよ。辛いのに、助けて欲しいよ。そう思わないことが、一番苦しい。だから、そう思うたびに、できない、と否定することしかできない。



でも、私は気づく。ずっとではないのだ。痛みがない時は必ず来る。地獄のような苦しみも、全身の痛みも、ずっと味わっていれば、いつか終わるのだ。


そして、終われば、自分を楽にするために、息抜きに出かけたり、話したい人と、話をしたりできるのだ。


苦しむ時もあるけれど、いつか、楽にすることができる時がある。私にとって、今はそれが一番の救いだ。