子供の頃の夏休みの思い出は・・・

例外的に=女の子たちと集まって小城公園で一緒に宿題をした以外は、宿題に取り掛かるのは8月31日。

当事者の私は昼間の疲れで早々に眠るのだが、兄と姉がせっせと私の宿題をしてくれて・・・当然間に合わず、それでも良かった・・・夏休みの日々は無制限に楽しく遊び過ごした。

 

といいつつ、ワンパターンな日々で、小学生の時は祭りの日、或いはその準備の日、はてまた町内会で川上峡への遠足の日を除けば、早起きして虫捕りに行き、帰ってからラジオ体操に行って、ご飯が終われば小城公園に行って蝉を捕り、町営プール或いは近所の皮、はてまた唐津の海水浴場で泳ぐという毎日。

 

虫捕り=クワガタ捕り。

祇園神社横の山に行くことが多かったが、なんとなく虫の序列というのがあって、①オス>メス ②ミヤマクワガタ>オオクワガタ>ヒラタクワガタ>ノコギリクワガタ(水牛)>カブトムシ。

コガネムシやカナブン、カミキリムシは日常の中にいたので対象外!?

 

ミヤマクワガタとオオクワガタは生涯それぞれ3回ほどしか捕まえていない。

クワガタの捕り方は、ムクノキの下で思いっきり蹴って、或いは大きな石をぶつけて木を揺らすという単純なもので、クワガタたちは羽根を持っているにも拘らずぽとりと落ちてくるのを拾うというだけ。

たまたま低いところにいたり、木の根っこに潜っていたりするのはそのまま手掴みで捕獲!!

 

一度だけ見た衝撃的なシーンは、高さ2mほど、幹の直径10Cmにも満たない木に数十匹のカブトムシが群れていたもの。

何故かたんまり樹液が溢れていて、当然スズメバチもいたが・・・

山に行けば蜂もいるし、蛇や蜘蛛もいて、それはそれで楽しかったが、安易に捕獲できた経験は、

叔父が九州電力の水力発電所に勤務していて、その変電所は山の中にあり一晩中煌々とライトが照らされていて、早朝変電所の周りを歩くと感電して仮死状態のクワガタやカブトムシが沢山いた。

それらを持ち帰るとお昼ごろには元気になって動き出すという・・・

 

故郷の夏は蚊帳の中で寝ていた。

沢山のクワガタを枕元に置いて眠りにつくと、朝起きたときには一匹もいなくなっていて泣いた。

しかし、夜になってまた蚊帳を吊るすと、クワガタたちがそこにいて・・・・

 

我が家の子供たちが小さい頃はカブトムシを育てたが、あまり興味を持たなかった。

なにより、息子を故郷の山に連れ帰ってオスのヒラタクワガタを見つけたとき、息子は大きな声で「ゴキブリだ!!」と言ったのがちょいと悲しかった。

 

今再びクワガタを捕りに行くとしたら・・・

クワガタの餌となる蜜液やバナナをクヌギの木に塗って夜間そこに行くと思う。

蜂対策のスプレー持参で?