1969年、私が12歳の時に作られた映画。

若い(20代?)の頃に初めて見た。

記憶としては、長いチョッパーのついたハーレーダビットソンとヒッピー村(コロニー?)ぐらいしかなく、

兎にも角にもよくわからないという印象だった。

 

40代のころ、同僚のアメリカ人とお酒を飲みに行って、この映画のことを話したら・・・彼は厳格なクリスチャンで・・・あれは「不良の映画」と一刀両断した。

 

ロードムービーとして、あるいはニューシネマとして高い評価を得ているにも拘わらず、確かに賛否両論があることは確かだが、現実にはアメリカ文化にそれほど詳しくない(=実際に生活した経験がない)者にとっては、単純にエンターテイメントして映画を楽しむことはできても、内容を理解するにはちょいと難しい。

 

今回NHK BSで同映画が放送され、録画したものをじっくり観てみたが、やはりよく理解できなかった。

それでも、麻薬取引によって得たお金でバイクを買い、旅をして、最後は地方のコンサバティブな住民に銃で撃ち殺されるというのは、最近のアメリカ映画のワンパターン的ハッピーエンドよりは遥かに余韻があった。

 

現実と理想の矛盾に葛藤する若者と、銃社会・・・それは今でもアメリカに、或いは日本にも残っているものであり、なんとも・・・

でも、たまに見る映画は退屈凌ぎとしてはなかなかいい!?