5月16日の御嶽神社様で行われていた

大口真神式年祭に参拝した後の続きです

写真は減らしましたけど

本文が長くなっちゃいました

宜しくお願い致します

 

 

昇殿奉納金の支払い時に頂いた宝物殿鑑賞券を使い

宝物殿を見学しました

 

 

おいぬ様の展示も見たくて

今回 頑張って再訪したわけなんですからね

わくわくです

 

いちばん楽しみにしていた おいぬさま

いきなり玄関にいましたあ

現在 山梨県丹波山村の七ツ石神社様に居られる

おいぬ様のレプリカです

館内は撮影禁止なんで展示室の外に置かれていたのは

ある意味ラッキーでしたねえ

これだけは撮り放題ですもんねw

 

雲取山のそばの七ツ石山にある

七ツ石神社様(ご神体は七つ石)は社殿の倒壊が酷くて

廃神社のようになっていたんですけど

数年前から村の事業として

七ツ石神社再建プロジェクトを立ち上げ

現在は見事に復活されたんですね

お犬さんも かなり朽ちていたんですけど

修復されて七ツ石神社様に戻られています

 

特に あ君は首が取れてぼろぼろで

なにか分からない石のかたまり状態だったそうです

ところが 調査段階で

偶然近くの草むらで頭部が発見されるという

幸いが起きたりはしたものの

再建までは相当大変だったようですね

 

再建が自治体の事業となると

政教分離問題が出てきて

新社殿の復活は宗教的な行為となるらしく

予算を付けられないとかで

七石権現社 旧社地の史跡の整備における

社殿型の記念碑といった位置づけになったとか

 

おいぬ様は信仰の対象ではなく文化財の復旧として

修復されたとかの大変なご苦労があったようですね

 

信仰の対象としてのお犬さまの復旧ならば

オリジナルに近い新造時の完全形を目指せば簡単らしいが

文化財なのでどこまで再現するかという問題があったそうです

結局

朽ち始めてはいたけれど

おいぬ様の全体像が分かる時代の写真を

文化財修復の到達点として

写真を3D化で取り込み

なるべく元の形を残して修復されたそうです

 

 

 

以前丹波山村の道の駅で購入したニホンオオカミの手ぬぐい

玉川麻衣さん画

一応5種類だったかな?コンプリートしてます

さっき調べたら

最近は丹波山村のふるさと納税の返礼品にも使われているんですねえw

 

プロジェクト初期から興味を持って

質問等で関係者さんと数回程連絡を取らして頂いていたんですけど

未だ七つ石神社様には伺ってないんですよねえ

いざ行くとなると中々に厳しい場所なんですよねえ

いつかは参拝したいと思っています

そんなわけで丹波山村方面に行く度カンパのつもりで

手ぬぐいやグッズを購入しています

 

 

手ぬぐいを調べているうちに自分の過去記事がヒットしたんで

懐かしくなってリプログしてみました

 

話は違うんですけど

ぶろぐを書いていると

いいね を付けて頂くのは

とってもうれしいんですけど

アクセス解析を見るのもまた楽しいんですよねえ

数年前の忘れていた記事に突然アクセスが付くと

どんなこと書いていたんだろうかと

懐かしくなって見ちゃうのも楽しいんですよねえ

ほとんどの過去記事は恥ずかしいだけなんですけどね

 

当時よくいいねを付けてくれていた人が数人

そういえばこの方々は最近見かけないよなあと

リンクを飛んでいくと

突然記事の更新が止まっていたりして

どうしたんだろうなあと

ちょいと気になりますねえ

 

おいぬさん かわいいねえ
さて楽しみにしていた企画展ですが
館内写真撮影禁止というのは仕方ないとは思ったけど
パンフレット ポストカード 書籍等のネット投稿を禁じるとの
入り口にあった張り紙にすごく違和感を感じたんだよなあ
この件について思ったことは あとで書こうかなと
 
さて館内に入りました
展示品のメインは
ニホンオオカミの背骨 頭骨
先般某TV番組で放映された
ニホンオオカミの想像絵
民間信仰に残る資料的な書画だったかな
過去に見た事があったり書籍ネット上で見た事のある物でした
まあ実物の重さは感じましたけどね
 
いちばん面白かったのはテーマにあった
「オオカミ信仰とおいぬ様」という
御嶽神社様の神職氏だったかな?の
解説文パネル展示でしたかねえ
 
面白かったんで 要約してみます
※御嶽講と御師の解説から
講というのは各地域にある御嶽神社を信仰し
定期的に参拝をする集団である
祀り神事や大祭等があると
集団から代表者数名が参拝する
 
御嶽神社参拝と道中 御師宿では
物見遊山や娯楽が伴い
他地域との情報交換の場としても重要され
江戸中期頃から爆発的な人気が起きた
 
現代では
各地域内での親睦団体としての繫がりに変化していて
いわゆる
ご近所同士の共同体としての仲間感覚は今でも続いている
各家では おいぬ様の御札を玄関先等に貼るが
おいぬ様を信仰している意識は低いらしい
高齢化に伴い講の組織は先細りをしてる
 
 
※近年御嶽神社では
愛犬の御祈祷や犬のための設備を増やしている事もあり
犬の健康などを願う参拝客が増えている
神職さんが わんちゃんの飼い主達に聴くと
犬の神様の神社と認識されている人達が多い
 
本当は御嶽神社は大神として山の護り主として
数百年来おいぬ様をお祀りしている神社なんですよ
おいぬ様とはオオカミ信仰なんですが・・・
 
狼って犬の先祖なんでしょ
だったら犬の神様じゃないですか
わんちゃん同伴のほとんどの参拝者の感覚らしい
 
古来から伝わっている
神社側の御祭神の認識と参拝者の認識が
おいぬ様から犬に変わってきていると感じる
決して悪い事だとは思わないが
時代が少しずつ変化していると感じている
 
神職さんの解説とあたしの解釈が
少し違っているかもですが
展示品よりも解説を読めた事が好かったなあ

 

通常はこちらがメインみたいですね

展示室では

国宝 赤糸威鎧を使った

鎧装着の解説ビデオが繰り返し上映されていました

昨年の大河で

出演者たちがよく来ていた独特な衣装は

鎧を装着前の装束だったんだなあと思い出しました

ちゃんと歴史の考察をしていたんだなあと

 

畠山重忠騎馬像

タイトル 清廉の武将 畠山重忠

源頼朝に信頼され忠臣として活躍し

武蔵武士の鑑と評された人物

武蔵御嶽神社は鎌倉時代以降

幕府や有力武将に信仰され

畠山重忠が鎧等武具を奉納したんだとか

 

さて

宝物殿での写真のネット投稿禁止の張り紙に着いて

ちょっとボヤかせてもらいます

 

入館時に丁寧におおかみ展の見どころの説明を頂き

帰り際に国宝の鎧はどっちだったの?って聞いたら

ポストカードを頂いたり良くして下さったスタッフさんには

恨みもありませんがw

 

何故か鎧が2着並んでいたのに

解説札が無いのが不思議だったのよ~

なんかの事情があるのかなあ~・・・

 

あたしとしては

歴史資料館 漫画原画展 特撮怪獣等の特別展があると

よく行くんですけど

最近の傾向として

展示室内の撮影可が多くなってきてますね

ほとんどの観客は館内の雰囲気を伝えるためや

参加した展示会の思い出程度の撮影で

展示品の詳細画像が欲しければ図録を買いますしね

 

まあ有名景勝地や植物園等では

三脚を立てて居座る迷惑なカメラマンもたまにはいますけど

そういうところでは手持ち撮影は可

三脚禁止で立ち止まる撮影は不可とか

すみ分けしてますもんねえ

 

SNSの時代になって

見学者が上げた館内の写真を見た人が

興味を持って来館する人が

確実に増えるからとも聞きました

もちろん

著作権問題や貴重な展示品だけは

撮影NGって事もあるんですけど

 

国宝だからダメって訳でもなく

尖石遺跡縄文考古館なんて

国宝です!思いっきり撮って下さいねと

公開されている所もあるんですよねえ

 

拝観すると必ず購入する図録には

コピー禁止とは書かれているんですけど

何度か開催者に聞いたところ

本をばらして一枚ずつコピーして

第三者に配布しない限り

普通の状態の本を普通に撮影して

数枚程度を個人ブログに上げる分には

問題は無いですとの回答をどこでも頂きました

 

過去に何かあったからかもですけど

こちら様の張り紙は

過剰じゃないかなあと思ったんで書いてみました

 

そんな事より簡易なもんでも

おおかみ展の図録をだしてほしかったなあ

 

さて宝物殿と玉垣内をのんびりお詣りして

帰りの挨拶をしようと拝殿前に立ったら

次の回の昇殿参拝が始まっていました

 

写真には撮らなかったけど

境内と帰りにすれ違う参拝者は

ほとんど わんちゃんと一緒だったなあ

登山系のひとはもういないからだな

 

お稲荷様お邪魔しましたあ

 

謎のおぶじぇ??

 

階段に閉じ込められてる鬼

 

階段を振り返りながら降りて来たけど

ひとつ見つけられなかった

何処にいたんだろ・・・

 

 

 

1時半頃かな 鳥居を出ました

人が写らない様に撮るのが大変だったなあ

参拝者がどんどん登ってきてました

 

駒鳥売店さんに入りましたよ

通行人が途切れなくてやっと無人の絵が撮れました

 

ビールだ ビールだ

ヒエヒエ~ 独り直来開始~

わらびの煮物がうまあ~い

ぼりうむたっぷりで大満足でしたあ

 

昔から

こういう観光地とか初詣とかの

露店とか普通の食堂とかで

爺さんが独りでお酒飲んでいる風景を見かけるたびに

わびしいなあ 寂しそうだなあとか

思ってたんだけど

近年は なんだか羨ましいかもなあ・・・って

変化してはいたんだけど

 

独りで呑むお酒って美味しいねえw

そういうのが似合う年齢になったんだなあっと

ちょっとうれしい今日この頃です

 

こちらのお店は神代ケヤキの前なんですね

野鳥寄せの餌台があちこちにありました

時々野鳥が餌を食べに来てたなあ

 

神代ケヤキ

 

このウロの中にムササビが眠っているらしい

 

窓際で飲みながら

のんびりと画像の整理とかしていたら

講のグループの爺さん婆さん数人が

突然テーブルの真横に来て

この木にムササビがいるんだ!とか

婆さんたちに楽しそうに解説し始めました

あたしの頭越しなのにねえw

1~2分だったろうけど

あっけにとられて窓まで開けてあげちゃいましたあw

さんざん大声で盛り上がって気が済んだのか

あたしには何も言わずに

さっさとお土産を買いに戻って行きました

いいぞ!じじい!!

人のことを まったく気にしない行動

凄いぞ!!!凄いぞ!!!

 

やっぱり あたしもまだまだだなあ~

ムササビの事教えてもらったから ありがとねw

 

講の旅のじじばばは楽しそうだったねえ

お店にも毎年来ているようで

スタッフさんも達ともなじみの様で

子供の用にはしゃいでいましたよw

 

おつまみがまだ残っていたし

もう一本飲みたかったんだけど

観光地価格なんだよねえ

ロクサンサンじゃなくって500の中瓶なのにねえ

書籍とか結構お金を使っちゃったしなあ

お蕎麦も食べるつもりだったけど

カミさんにお土産を買って

こちらではここで切り上げました

 

神代けやき

 

あの窓から見てたんだねえ

楽しかったよw

 

 

 

 

 

戻ってきました

 

ケーブルカーが出ると一気に人気が無くなりました

静かで気持ちよかったのお

 

飲み足りなかったんで売店で買ってきてました

極冷え でさいこーでした

 

 

お代わりしようか迷ったけど

止めときましたw

 

ケーブルカーは人出が多かったからか臨時増発運転でしたね

 

御岳駅に戻ってきました

バスもケーブルカーも混雑していたけど座れて楽々でしたね

 

 

だいぶ雰囲気が違うねえ

 

今回のお土産

御嶽菅笠 

江戸時代の日本橋から御嶽山への参拝旅のガイド本 復刻版 

 

御嶽菅笠より 御嶽山と奥宮

カミさんは詳しいわけではないんだけど

古い字を読むのが好きなんで買ってきました

じっくり見ているうちに

あたしでもなんとなく読めるんですねえ

今住んでいる地名とかが出てくるんで かなり楽しいです

 

 

ちょっと高くて買うのをためらったけど

買ってきて好かったなあ

 

 

これは社務所で買ったんだからね

ネット投稿禁止なんて知らなかったからなw

 

この後は軍畑駅で途中下車をして

山の中のおいぬさんに会ってきました

 

 

長々と失礼しましたm(__)m