女郎と祭祀



千葉では昨晩から、静かな雨が降っています。


風もなく、しとしとと落ちる雨音は
誰かの頬をつたう涙の雫を思わせるからかな。


ひと雨ごとに伸びゆく新芽の緑いろの明るい光が
美しいだけに、もの悲しく見えたりもする。


あの人にも、見せたいな。
このたくさんの新しい命の光を。



今日で震災からちょうど2ヶ月ですね。



被災された方々も
その方々とご縁のあった方々も
それらを見聞きし心をいためた方々も


鳥も植物も、そして大地も

この度の震災にかかわる一切の存在の心の傷を、

この雨が流し清めますように。


この雨がやみ、差し込んでくる日差しとともに
こころの傷が癒えますように。



この雨に、天に、黙祷いたします。

一週間後は、親戚の結婚式。
ということで、みこ先生 に振袖レッスンをお願いした。


レッスン翌日から、すさまじい筋肉痛。
ウデも足も体のいたるところに鈍いだるさが・・・(;´Д`)


(もう、若くはないのね。笑)


だいぶ着付けにも慣れてきたつもりだったから、
この体の反応にちょっとびっくりしたわけですが、
なんともいえない充実感がある。


(わたしって、けっこうM子なのかも。笑)


もうこの先、振袖なんて着ることもないかもしれないのに、
なんで自分で着たいとおもったのか、
いまだに自分でもわからないけど。


でも、きっとこの経験が
いつか何かの役にたつのかもしれないと、
ひそかな淡い自信がある。


いままでも、これからも、
その時はわからなくても、後になってその意味に
気づくことが増えてきたから。



全てのできごとは仕組まれているかのように、
つながっている気がする。



だから、今回の経験も、
この先の未来への澪標(みおつくし)とならんことを
微笑みながら祈るわけである。


まさに、身を尽くして。
(筋肉痛になったってことね。笑)



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ちなみに、今回の振袖の帯は、二枚扇 というそうです。
みこ先生 の格調高く上品なチョイスに感激して、
ちょっと和歌からパクった日記にしてみました。( ´艸`)