昨日、見るつもり無かったけどたまたま夕飯の際に(わたしの夕食はいつも遅いのである)テレビをつけたらやっていて


もう話も中盤すぎたところだったけど、ちょっと見てたらさすがにおもしろくて、最後まで見てしまった…。








(ちょうどこのシーンのあたりから見た)









映画館に見に行った映画なのである。


一緒に見に行った彼のことを思い出す。調べたら、もう8年も経っていてショックだった。


見終わってすぐ、映画館を出ながらわたしたちは感想を言い合った。


「やたらキスシーンが多くて、なんだかジブリらしくなかった」という私に対して、彼は


「そうかなぁ、俺はけっこう、感動したけどなぁ」


と言った。


それで嫌な雰囲気になるわけでもなく、


わたしたちはいつも同じものを見ても別の感想を抱いているようだったけど、彼がいつも落ち着いていて穏やかだったので


穏やかに、ゆるゆると、いつもデートが終わった。笑


はじめの頃は、彼からの好意を明らかに感じる機会が何度かあったのだけど


わたしはいつも彼といるとつまらないと思っていたので、徐々にそれが伝わったのか、彼の熱は冷めていった。笑…


でも、わたしの気まぐれで誘えば必ず応じてくれて、半年に1回とか、ほんとなんなんそのペース。その関係。と言われそうな状態を2年くらい続けた。ような気がする。


もともと高学歴で仕事熱心だった彼は、その後東京へ行ってしまい、もう会うことも連絡をとることもなくなった。


8年ぶりに風立ちぬを見て、今度はなんだかすごく感動して、当時の自分の幼稚な感想を恥ずかしく思い、


彼にまた連絡してみようかなんて考えをおこしてしまったけれど、


もう、時間が経ちすぎていたし、わたしはすっかり歳をとっていた。
さすがにやめておいた。









風立ちぬを映画館に見に行った翌年


わたしは今の病気を発病する。


7年前に、わたしの時間は止まったのだとずっと思っていた。今もそう思っている。事実、生活は何も変わっていない。周りは変わったのに。


今だからこそ、登場人物の奈穂子さんに自分を重ねてみたりして、感情移入できたのかもしれない。


でも、難しい病気で、思い半ばでも死ねるならずっといいよねとか思ってしまったり。


おおよそ死ぬであろう病気を抱えていて、恋をして、相手も自分を好きだと言ってくれた時に
どうして積極的に一緒になりたいだなんて言えたのかな、とか。


いろいろ思いを巡らせていたら、眠れなくなってしまった。暗い…。苦笑







エンディングの紙ひこうきがまた、とても好きです。


ユーミンというよりは、なにかの番組で歌っていた松浦亜弥さんのほうを思い出す。


次々といろんなものをなくしながら、生きていくのはとてもつらい。


そして、寂しくてたまらないのです。




今はそんな気持ち。