天門の試練  1 | シンイ二次小説でんべのブログ

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「貴方は既に奥さんをもらっているの?
さっきご飯屋さんで
噂を耳することができたんだけど
・・・でも生きていてくれて
ありがとう、信じていたのよ
貴方は必ず生きていると」


つまらぬ噂かも知れない。
大護軍にまで上りつめ男に対する
妬みかも知れない。
天門の悪戯か、ウンスが百年前へ
飛ばされ一年が過ぎ、再び天門が開き
強く会いたいと願い、戻ってきたのだが
この地がどこかを確かめる為
一軒のご飯屋さんで耳した陰口を。


「やっと、この地も静かになった
ものさ、大護軍様率いる
高麗軍のおかげだね。
都には足を向けて寝てはいけないよ。
罰があたるってもんだよ」


「そうだけどよ
なんだかすぐに都に戻ってしまわれ
たじゃないか?聴くところによると
都に新妻が待っているらしいじゃ
ないか?つい最近王様の許しが
出て、後始末は別の禁軍とやらに
丸投げし、近衛隊はみんないそいそ
と、帰ってしまったじゃないか
なんだか見損なったよ」


「え?あの・・・おたずねして
も、よろしいですか?
いま話にあった大護軍って
チェ・ヨンさんの事でしょうか?
奥さんを娶ったとは本当の事ですか?」


「あんた?この辺の娘さんかい?
見掛けない顔だね、まあ
幾分年は重ねているようだね
そうだよ。大護軍様だよ。
なんでも四年も待った女人が
戻ってきたらしいさ。
でだ、いそいそと戻って行ったらしいさ」


「えっ、・・・」


ウンスは言葉を繋ぐ事ができないまま
飯屋を飛び出してしまっていた。

それからと言うもの何処を
どう歩いたのか?
たどり着いた里が何処なのかも
わからないのである。
元来方向音痴のウンスに
分かる訳はないのだが。

その里は派手に着飾る女人が
道行く男を呼び止め
品定めをさせている。


「旦那?うちはね
上玉ばかりだよ、どうだい?
一晩これで?」


見れば指を折り、何かを
示しているようだ。
殿方も負けてはいない
いやいやと首を振り
指を折り、負けてはいない。


「えっ?ここら辺って
そう言う街?
早い事にげなきゃ!」


ウンスは我に帰り
そっと後退りをし、駆け出す
のであったが・・・。
がらの良くない輩とぶつかってしまう


「痛ててっ、何処みて走りやがる!
骨折れたと違うか!!
お~痛っ!?おっと良く見りゃあ
良い尻してやがる、妓楼に売り飛ばしゃ
たんまり銭が貰えるぞ。
おい?聞いてるのか?」


「すみません。怪我をされましたか?
私は医員ですから診せて下さい。
腕ですよね?診ますから腕を
こちらに向けて下さい…」


「女人の医員など聞いたことも
ないわ!良いからこっちへ来いよ
ほら、早くしろ!」

「止めて下さい。肩が外れて

しまいますから、痛いですって!」

ウンスは力任せに腕を引っ張られ

苦痛に顔を歪めていた。


「待ちな!

女人に乱暴をとは見過ごせないね

痛がってるじゃないか離して

おやりよ」


・・・・・


皆様こんにちは。


無職になりましたでんべです笑

有給消化も終わりましたが

派遣会社からまだ書類が届かず

失業保険の手続きもできないで

います。毎日毎日暇で暇で

身体をもて余しております。

掃除もしつくし、遣ることと言ったら

夕飯の支度です。

これがまた頭を悩ます一大事です。

フルタイムで仕事していたら

手抜きもできましたが

今は家にいるもので、なるべく

手の込んだ献立と思うものだから

仕事している時より疲れます笑


新しいお話を考えてみました。

再会から違う目線で綴ります

大護軍となったヨンが

都に戻ってきたと言う待ち人が

まこと、ウンスなのか?

その眼で確かめる為と

色々な疑問があるため急ぎ

戻って行ったのか?

皆様には??っと思う所があると

思いますがお付き合い下さいませ。


でんべ