あなたを探して 60 | シンイ二次小説でんべのブログ

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ウンスの実家にすると言っていた
エヨン叔母の屋敷がチェ家の十件ほど
王宮側にある。
此度の火の手からは幸いにして
難を免れたのである。

「お前達すまなかったの…」

ウンスを客間に寝かせ
エヨンはパルとディジーにそう告げる

「もったいのぅございます
エヨン様…我々をあの里から呼び寄せて
頂いたのです、これしきの事」

「エヨン叔母様?こちらの方は?」

「ん?ふたりか…私の私兵の妹じゃ
鉄原より呼び寄せたのじゃ
戦も近いであろう…そう思うてな
私兵もそうじゃが、この兄妹らは
そこら辺の兵士より腕はたつ
食うのもままならぬ貧しい里で
親もおらず、兄妹肩を寄せ合い
生きておったが、兄ヨンジュの
優れた武術に惚れ、兄を私兵にと
思い雇うたのだが…聴けば
妹らも変わらぬ腕を持つと言うでは
ないか…ウンスの護衛もいるであろう
姉上様にも承諾は得ておるゆえ
案ずることはないぞ」

「そうなんですね…これからよろしく
お願いしますね、えっとお名前を
教えてくれないかしら」

「はい…奥様…私が姉パルで
こちらが妹ディジーです」

年の頃は十代後半であろうかくりくり
眼が愛らしいパルと
にこりと微笑むとえくぼがくっきり
浮き出るディジー姉妹である。

「そう…これからお世話をかけますね
・・・ふふふ」

「して…あやつを懲らしめねば
なるまい・・・まったく
己の体力とか弱い女人の体力の違いを
配慮してあたりまえじゃと思うが
違うか…よし!お前達すまぬが
姉上様に伝えてくれ・・・・・・
であるとな」

「はい…すぐに」

パルが一言呟くと一礼し
ディジーとともにすぐさま姿を
消したのである。


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