あなたを探して 52 | シンイ二次小説でんべのブログ

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背を向けていた王妃様がくるりと
振り返る。
大きな瞳をより一層見開き
瞬時に頬を染めた・・・。

「王様!!あ、あの…それは…」

「なんじゃ王妃?ぴたりと肌に
吸い付くこの感触…もうこれは
手放せぬのぅ~・・・」

あまり大柄な王様ではないのだが
腰に手をあて堂々と股を見せて
いたのである。

「王妃?恥ずかしがらずともよい
ではないか…夫婦(めおと)で
あろう…ふぅ・・・次は王妃じゃ
それは胸あてであろう?
つけてみよ」

「い、いやにございます
妾はひとりで・・・」

「ならぬぞ…余もみたいのじゃ
手をかそう・・・のぅ王妃?
互いに年をとり手足が思い通り
動かぬときもいずれおとずれるで
あろう…その折こうして手を貸して
くれるであろう?」

ぶんぶんっと首を振る王妃様の衣の
紐を優しく手解き天界の土産である
スポーツブラをあ~でもない
こ~でもないと手探りで
王妃様の胸元にどうにかつけることが
できたのである。

「ん~これでよいのかのぅ~」

「おありがとうございます王様…
妾もその折は手を差し伸べとう
存じます」

「うむ…頼んだぞ」

艶(いろ)など滲ませることなく
互いに再び衣も纏い
手を繋ぎチェ家一室の戸口を
開く王様と王妃様であった。

「医仙殿?よき土産を賜った
礼を申すぞ…おぉ~そうじゃ
明日は出仕せずともよい
無事に戻ったのじゃ…明後日出仕致せ
余らは王宮へ戻るとする」

「はっ!ありがたき幸せに存じ上げ
ます…」

「ありがとうございます
…王様・・・王妃様?では明後日
レクチャしますね…ふふふ」

ウンスは片目を瞑り王妃様を
見つめる。
こうして禁軍に護衛されながら
二台の輿はゆるりとチェ家を
あとにしたのである。
それから残った皆もそれぞれ
チェ家をあとにし
屋敷にはヨンとウンスだけが
残ったのである。



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ヨンの土産は?ウンスは?
なんだろうか⁉(〃´ー`人´ー`〃)


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