愛しき薫りを求めて(過程) 25 | シンイ二次小説でんべのブログ

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「ウンス!」

質素ではあるがウンスの肌の白さに
映え日射しが反射しウンスの周りが
きらきらと輝いているかのように
ヨンには見えていた。

少し照れながらもウンスは
叔母の介添えを受けながら姿を見せる。
ヨンの腑抜けた眼差しに
叔母は「ゴッホン」っと咳払いを
一つ落としヨンの前にウンスを導く。

「恥ずかしい・・・ちょっと
派手じゃないかしら?…ヨン?
聴いてる?」

「・・・」

「ヨンっば?」

「あ?・・・聴いておる・・・」

白い医官姿は何度もその目に
焼き付けていたが同じ白でもこの姿は
胸に込み上げるものがあるようであった

己の母の形見と聴いた覚えがある
そのウォンサンを愛しいウンスが
纏い、髪を結い上げ簪まで・・・
ヨンはいつになくウンスをまじまじと
見つめていた・・・。

広い坤成殿中庭。
ふと見れば四姉妹であるナナミ
イルム、オル、ソウの姿も見える。
トギなどはすでに目を潤ませている
身内のいないウンスの為
王妃様の心遣いが嬉しい・・・

テマンやトクマン、チュンソクなど
よりヨンに近しい迂達赤は
天にも昇るそんな清々しい顔をしている

『ひょい、ぬな・・・おめでとう
ございます。俺はすごい嬉しい・・
ひとりぼっちだった俺を拾って
くれ、ここまで面倒見てくれたひょい
大護軍にまでのぼりつめた
頼りになるひょい・・・俺も生涯
私兵でついていきます。
ぬな・・・身内にしてくれて
ありがとうございます。とっても
きれいです・・・俺の自慢のぬな
どうだ!トクマン…羨ましいだろう
へへへっ・・・』

テマンはちらりとトクマンを見遣ると
自慢気に胸を張る。

「どうした?テマン・・」

「いや、なんでもない…お前には
教えてやらないよ!俺だけの
特権だからな!ふんっ!」

「いいじゃないかよ!けちっ」

「べ~だ!」

テマンは舌をぺろりと出すと
ヨンが見える場所へと駆け出すので
あった。

かたやどうしても婚儀を盗み見たい
愛馬がひっそりと
厩舎を逃げ出していた。
にわかに祝賀ムードとよい匂いに
誘われたに違いない。
それはチュホンだけではなかった。
もう一頭新入りの牝馬が
チュホンの後をついて来ていたので
あった。




短い!すみません
昼休みがおわります
続きは明日で。


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