木春菊  [偕老同穴] 92 | シンイ二次小説でんべのブログ

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「よいな!一気に行く。」

「「「はっ!」」」

倭寇討伐と言う王命の元
高麗軍は、沿岸沿いの村に上陸して
する倭寇と対峙する。
高麗軍陣営は天幕をはり質素なもので
はあったが、総大将大護軍であるヨン
ほか 迂達赤護軍チュンソク
プジャントクマン。禁軍護軍アンジェ
鷹揚軍からなる精鋭部隊が編成された
その数一千。上護軍は此度は老齢の為
開京の街を護る高麗京軍の指揮を
取ることと相成った。

「誰一人欠けることなく
都へ連れ帰る。怪我で倒れる者あらば
その者を担げ。そして逃げよ!
命は無駄にするな。よいな!」

「「「おお~~~」」」

「俺は倭寇総大将の首を取る!
俺が道を切り開く。その背について
参れ。正面突破あるのみ!!」

「チェ・ヨン。雑魚は我々が引き受ける
悲しいかな、お前の腕には到底敵わぬ
これが現状・・お前の背を護軍とともに
団結し護る!暴れようぞ」

アンジェの言葉に無言で頷くと
がしゃがしゃと鎧の擦れる音が
あちらこちらで聴こえ
一斉に敵陣へと駆け出す。



「某!高麗軍総大将チェ・ヨン
王命によりその方らを討伐に参った!
命が欲しくば剣を捨て降伏せよ!
抗うものあらばすべて斬り捨てる。」

高麗軍と倭寇が睨み合う
じりじりと間合いを詰める倭寇
その最後尾に指揮を取る
倭寇大将は、腕を組み脚を組み
ふんぞりかえる

「なに?総大将自らお出ましと
申すか!チェ・ヨンあやつの弱みは
すでに調べ尽くしておる。
今頃捉えておるであろう。がははは」

不気味な笑いが
倭寇最後尾でする中・・・



ウンスは・・・

「ソマン。お着替えしなくっちゃ
遅刻するわよ。今日は屋敷にいるの?
典医寺には行かないのかな・・」

朝から寝起きが悪いソマンを
何度も揺り起こし、ウンスは
ほとほと疲れてしまう。

「・・・かか。だれかくる!」

むくっと起き上がり懸命に
そう伝えるソマン。

「こんなに朝から誰も来やしないから
ほら、はやく起きてっば」

ソマンが寝台からするすると降りると
父が母を守れと言った時から
いつも持ち歩く遊具の剣を
篭の中から取り出す。

閨の戸口をあけると
ソマンは出来うる限りの大声を
張り上げる。

「とと-----!」

「え?ソマンどうしたの」

「如何されました。奥方様」

朝餉の支度をしていた
エギョンとイルム、サンミ
庭先で火をおこしていたチョンス
屋根裏からサルム、離れから
ソウと庭先に駆け寄る。

「なんだか知らないけどソマンがね
急にあの人の名を呼んだの・・
だけど、この子は気配も読めるし
刺客?まさか・・・」

「いや。あり得るわよウンス!
ヨンの子よ!幼くても強いでて
いるかも知れないわ」

「かか…とといない・・・にげる」

片言で懸命に伝えるソマンに
ウンスも身に迫る危険を悟るのである

「サンミ!馬車操れるのよね?
サムとスンジャと私達を乗せて
マンボ姐さんの隠れ家までお願い」

すぐに厳戒態勢がひかれる
屋敷をぐるり一帯警護する兵士に
仔細が伝えられと馬車が用意される

「屋敷なんてどうなっても構わない
から、危ないと思ったら逃げて・・
お願い。誰も命を失って欲しくないの」

ウンスは馬車に乗り込む前に
切実に、そう伝えると
裏門から馬車を走らせる。

と、同時にチェ家の高い塀を乗り越え
幾人もの倭寇の刺客が飛び降りてくる

「ソマンの感はあたっていたわね
みんな抜かりないわね--」

チョンス。イルム。ソウが
サルムの激に無言で頷くと
ソウの手裏剣が刺客の首もとめがけ
次々に投げられ、見事に命中する。
「うっっ」と倒れ込む刺客の息の根を
止めるチョンス。イルムも
此度ヨンが出陣するにあたり剣を
渡されていた。イルムの腕を信じでは
あるが・・・

一帯を警護していた兵士も
加わり刺客の始末はほどなく済んだ

「おかしいわね。誰一人として手応え
のある刺客がいないわよ・・・!
馬車っ!!ソウ!行くわよ」

サルムはそう叫ぶとソウとともに
屋根つたいに馬車のあとを追う。
そのあとを追うようにチョンスが
地を懸命に走る。


「みんな大丈夫かしら・・・」

「ほんとうに・・・」

御者をサンミが勤めその両脇に
アルとヘジンが座る。
ぎぎぃぃと馬車が止まり行く手を
阻まれてしまう。



もう少し描きたかった・・・
でも14時35分・・
時間切れ。続きは明日で
一度夕餉の支度をし
せっせと綴ります。ごめんなさい

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