トルベ、チャン先生、ウォルが
戻って来た
チェ先生直ぐに生活出来る様に
して来ましたよ
トルベは不貞腐れヨンに毒づく・・・
酒は残って居ますよね…
なんだ…お前しか飲まないから
たんまり残っているさ
焼酎のお湯割りでもしようかトルベさん
寒かったでしょう
いや汗掻きました、だからほら
着替えてましたよ
トルベは喉が渇いたのだろう
近くにあったウンスのビールを
一気飲みをしてしまう
あ！トルベさん私のビール・・
トルベ！！
ヨンが睨むとトルベの肩が
ピクッと上がった
ウォルは咄嗟に
トルベの前に飛び出し
両腕を広げトルベを庇う素振りをする
私の未来の旦那様を殴るのは
例えばチェ先生でも許しませんよ！
その場に居た
みんなの動作が一瞬止まった
プッハハハ…
流石のチェ先生も敵いませんな！
愉快 愉快 看護師にして置くには
惜しい人だ…
コン会長は腹を抱えて笑っている
ｸｯｸｯ
ウォルさん 俺は殴りませんから
トルベ、お前は尻に敷かれるな ｸｯｸｯ
お前達、両親の許しは貰ったか
家系を重んじる親だと聞いたが
トルベ、お前もそうだろう
ヨンはウォルの後ろに居る
トルベに声掛けする
はい！
すっかり忘れてました
今日の今日まで・・・
俺が今ここに居るって事は
あの時代から、いやもっと前から
繋がっているのかもと親元に
尋ねたら17代だそうです
それでどうなったの？
ウンスは瞳を輝かせ答えを待っている
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トルベとウォルが到着する前
当家は17代続いています
これを・・
トルベは一冊の家系図を出した
そこには確かに高麗の前から
続く家系が記されている
大切に代々受け継ぎ保管されて
来たのだろうが、紙はボロボロ
文字も読みづらくなっていた
拝見しても・・
どうぞ…
ウォルの父親は黙視しているが
手の震えが家系図に伝わり
今にも破れそうだ
家系図を静かにテーブルの上に置き
きつく瞳を閉じる
すまなかった、トルベ君どうか
娘を、ウォルを宜しく頼む
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ってなわけで承諾して貰えました・・・
トルベは照れた様に床を見つめ
後頭部を掻いている
回りから一斉に拍手が起きる
パチパチ・・
おめでとう おめでとう
ウンスはウォルに駆け寄り
手を握りハグをし背中を擦っている
ウォル おめでとう
こんな嬉しい事はないわ
トルベさんは、見た目あんなんだけど
人の心の痛みに寄り添える人よ
大丈夫幸せにしてくれるわ
先生・・見た目って・・・
あ！ごめんなさい
つい本音が出たわ…
ウンスは舌をペロッと出した
酷いです・・・
ハハハ…
トルベは眉を八の字に下げ
今にも泣き出しそうな顔だ・・・
挙式はどうするんだ
え…？式ですか
先生方は日本に行きましたよね
隣の国だし、時差も然程ないから
日本で二人だけで式を挙げて
新婚旅行も済まして、こちらで披露宴
だけをやろうかなと考えて居ました
ウォルの両親は納得するかしら・・
披露宴をこちらで開くならと
納得してくれました…
桜の花が咲く春に…
四月頃考えてしています
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