めぐり逢い永遠に結婚編25 | シンイ二次小説でんべのブログ

シンイ二次小説でんべのブログ

シンイ二次小説を書いています

ヨンとウンスは腕を絡め
ソウルのショッピングセンターを
歩いている…テマンは居場所を探し
ヨンの横に付いたり
ウンスの横に付いたりして
右に左にうろうろしている

テマン…どうしたの?

俺も…仲間に入りたい

ん?手を繋ぎたいの…

違う…真ん中に行きたい・・・

ふふ…どうぞ
ヨン ちょっと離れて

・・・

ヨンは一瞬ムッとした顔になるが
テマンの心の闇に気が付いたようだ
ウンスもテマンの行動を
観察してやはり気が付いた…

テマン…欲しい図鑑探しにいくぞ

はい!!

ショッピングセンター内流石に広く
なかなか本屋までたどり着かない

どこかしらね…足が痛くなって来たわ

姉さん…俺がおんぶします
どうぞ…

テマンはウンスの前に屈んで待っている

・・・ヨンとウンスは驚きを
隠せない…

ウンス…歩けるな?

ヨンはウンスの顔を覗き込んでいる
ヨンの言葉にウンスは黙って頷く

テマン…俺がお前をおんぶしてやるぞ

え!…良いですよ

テマンは顔の前で手をぶんぶんと
振っている

良いからほら…
父親ではないが俺の背中も広いだろう
ん?乗れ…

ヨンはテマンの前に屈んだ

は…い

身内の血には敵わないのは
分かっているが
今はテマンの心の闇を
少しでも和らげてやりたい
ヨンもウンスもそう思うのであった

テマン軽いな…
沢山食べて身体を丈夫に
しないとな…

テマンをおんぶしウンスは
その背中に手を置いてやる…

テマン…俺も12で両親が
死んで一人ぼっちだった…
でも俺には施設長が居ただろう
でもな、迷惑掛けたくなくて
何でも一人でし片意地張っていたんだ
お前も今はそうだろう…

はい・・・

迷惑を掛けても良いんだ…
それが家族だろう
何でも言い合えないとな
不満が有るなら俺に言え…
わかったか…

ヨンの言葉がすっと身体に入り
テマンは心の鎖が
解かれて行くのを感じていた…










にほんブログ村 小説ブログ 韓ドラ二次小説へ
にほんブログ村