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326moonのブログ

これから出会う私と、世界と。

深く深く水中に沈んで、
気がついたとき。

海中には空洞があって、
浜辺が、あった。

そこで目覚めた。


脚は魚のようなひれから、
もとどおりになっていた。


起き上がって周りを見渡す。
脚が水に浸っていて、
ひんやりとした感覚から、
浜辺の砂へと移す。

真っ白で柔らかい砂に、
脚の裏から包まれていく。


振り返ると、
祠があった。
綺麗な臙脂色に導かれるように、
浜辺を歩む。


暖かな木のだんを登り、
平安時代のお宮のような建物に導かれる。


建物の周りには木の柵があって、
崖になっていた。

海の中の洞窟に空と雲?

謎を謎だと感じることもなく、
心にはなにひとつ、
疑うものはなかった。

澄んでいるーー


中央の障子に手をかけ、
左右に開く。

音もなく、するすると開く扉。


中には足場が一段あり、
のぼったところには広がる木の床。


サァーーーーー



水の音が響いていた。

30メートル程先に、
左右に10メートル広がる小さな滝があった。


右手には窓が広がり、
薄く伸びた雲が見える。


左手には奥に続く道があった。



正面の滝に近づいていく。

砂とは違う木の暖かみに、
脚を進める。