GEのCEOだったジェフ・イメルト氏が退任することが決まった。

 

イメルト氏16年の功績を振り返ると、日本企業も参考にすべき点がある。

特にイメルト氏の経営の特徴としては、大胆な事業売却が挙げられる。好調だった事業も陰りが見えると躊躇せずに売却して過去のしがらみに囚われない。

例えば、エジソンが作った家電事業や一時はGEの稼ぎ頭だった金融事業の売却が挙げられる。

 

また、グローバルでの売り上げ比率を上げた点も功績として上げられる。

もともとは国内の売り上げが6割だったGEだが、現在は海外での売り上げが6割を占めるように変化している。

 

唯一ネックだったのは株価が上がらなかった点である。今後引き継ぐ、ジョン・フラナリー氏が市場とどのように対話して名門の復活を目指すのか注目したい。