TBSは『報道の日』と言って過去の事件の映像を得意げに放送しているが、報道としては史上まれに見る事件の映像を持っているはずなんだがそれを放送することは許されないのはわかるが、触れもせずなかったかのように人々の記憶から消え去るのを待っているのだろうな？

TBSはその昔、オウムが怪しまれていた頃、ワイドショーネタとしてオウム真理教と対立者の坂本弁護士の取材映像を撮影してワイドショーで放送する予定だったようだが、オウム側からの難癖に坂本弁護士の取材ビデオをオウム側に見せてしまった。
結局、この取材ネタの放送はなかったようだが、『情報源を秘匿』など放送倫理にかかわるような大きなミス、放送倫理どころではなく、報道・ジャーナリズムの最大のミスを犯し、そのことがオウムによる坂本弁護士一家殺害事件のきっかけとなったわけで、それで一時TBSはワイドショーなどを放送しなかったのだが、いつの間にか平日は朝っぱらから夕方までワイドショー的な番組ばかりになり、日曜日なんかは朝にモウロクしたような老害の俳優崩れ、事件を笑い飛ばすだけの日大ブランド、取り巻きを引き連れた老害の歌手崩れたちが司会で半日報道まがいの番組を放送するようになっている。

ネットというのも『マスコミ』の一部なんだが、ネットニュースやニュース系のYouTubeもマスゴミという言葉の範疇に入っているのかね？
テレビ報道の問題では偏向報道、ヤラセに関してはよくネットで同じようなことが述べられて（あまりに同じ話なのがいくつもあるとあるひとつの結社がいくつも作っているんじゃないかとさえ勘ぐってしまう）いるが、そんなのよりこの坂本弁護士にかかわる取材源流出事件のほうがよっぽど恐ろしいミス、敵側に殺される覚悟をして取材に応じなければならないという報道機関なわけである。
喉元過ぎたのか、禊を済ませたというのか、一度の失敗を挽回するチャンスのある世界なのかTBSの番組に涼しい顔をして出ている弁護士というのも何を考えている人なのかよくわからんが、何でも『一度の失敗』が終わりにつながることも必ずあるわけだと考える。
いつも『TBS』が『報道の日』というのには笑っちゃう。
M-1だの笑点よりよっぽどブラックユーモアのきいた番組だね。