“みすゞ飴は6種類の完熟した国産果実を、
寒天、砂糖、水飴で固めた乾燥ゼリー菓子でございます。
~みすゞ飴本舗 飯島商店 公式HPより”
(包みもとても素敵です。品があり、さすが老舗の風格が)
実は、ちゃんと味わっていただくのは、これが初めて。
いつも、百貨店の銘菓コーナーで見かけては
気になっていたお菓子でした。
シンプルな白い包み紙を広げ、
あらわれたのは、
半透明の美しい御姿。
(こちらは「あんず」)
歯をはねかえす心地よい弾力
果物の自然な香り、すっきりとした甘味。
想像どおり、大変美味でした!
まっすぐな味。
嘘のない味。
丁寧に作られた味。
言葉に表現すればこんな感じでしょうか。
…日々、スイーツ業界はしのぎを削り、
そうきたか!そんな組み合わせがあったか!と、
次から次へと、目新しい新商品を繰り出してきます。
それはそれは楽しいものですし、ウキウキします。
しかし、みすゞ飴は
そんな流れとは、全く別のところで
ひっそりと、シンプルに、作り続けられている
そんな、誠実な御菓子、といえましょう。
ゆっくりじっくり味わいたい、
味わえば、心が落ち着く。
りんご、さんぽうかん、あんず、もも、ぶどう。
それぞれの果物の自然な味わいが
しみわたります。
・・・・・
そこで、はっと気が付きました。
あ、これは、うちの「飲む果実のお酢」に似ている!と。
いや、もちろん、超老舗の、超有名な御菓子と
うちの商品が似ているなんて、とんでもないおこがましいことです。
ただ、
・材料がシンプルなこと(余分なものが入っていない)
・それだけで勝負していること
そこに共通点を観させていただいたのです。
みすゞ飴さんも、ガツンと、
「私はぶどう!」「僕はりんご!」と
フルーツの香りが主張するわけではありません。
しかし、かみしめると芳醇に伝わってくる。
当蔵の飲む果実のお酢も同じなのです。
(ですから、一般の清涼飲料水、フルーツ香料に慣れた方の舌には、
ただのお酢、にしか感じていただけないことがございます。)
ガツン!とくる、わかりやすいインパクトよりも
素材を最大限に生かし、心身に負担少なく、
しみじみと伝わってくる…
丁寧に味わっていただける…、
みすゞ飴さんのように
わたくしどもも、そんな商品をお届けしていきたいと思います。
お読みくださりありがとうございました。
寒暖差激しく、朝、くしゃみと鼻水が止まらないです。
皆さまもご自愛のほど
(つま)