普段、どんなお肉を食べていますか?
あきえです。
私は牛肉は少し苦手なので
あまり好んでは食べませんが、
鶏・豚・牛・羊あたりが多いのでしょうか。
他に、ワニやカンガルーもあるかな?
*
祖父母が農家だったこともあり、
畑で育てて、育ったものを食べる。
庭では鶏を飼い、卵を貰って食べる。
子供のころはそんな生活でした。
大人になり、欲しいものは「育てる」から
「買う」に代わり、
それが悪いことでは決してないのだけれど
いつの間にか、「いただく」という気持ちが
薄れていたことにも気が付きませんでした。
「丁寧な生活」という
耳障りのいい言葉を選びながら
私は本当に「生活」出来ていたのだろうか…。
*
けものごはんの会は
山に生きる生き物のごはんです。
山で生きている生き物は
飼育されているものとは違い
人間の都合で手に入りません。
手に入ったものも個体差もあり
丁寧な下処理が必要になります。
そんな野生を感じる食材なのに
メニューは高級レストランのよう!
食事の前に提供された
桜の花茶。
器の影が三日月のような
陰陽のような。
桜の花の香りと、かすかな塩味で
お腹にご飯が入る準備をします。
外は雨。
空気までも綺麗になっていきます。
お料理の味の評価を書こうかとも思いましたが
なんだか陳腐な言葉しか出てこなくて止めました。
美味しいとか、滋味深い味とか
そんな表面の言葉じゃなくて
一番はシェフの食に対する愛情や
食材を提供してくれたマタギの猪俣さんや
燻製の師匠(笑)の存在があってこそだし
あの空間で頂くことに意味があったから。
みなさんお料理が提供されると写真撮影!
お料理を提供してくださったシェフとの2ショット 笑
一般家庭のキッチンくらいの広さで
一般家庭では出ないお料理が作られます。
魔法のキッチンだわ。
慌ただしく動く背中を追いながら
やっと2ショット撮れました 笑
白髪頭でメガネ。
マタギの猪俣さん
すっかりお爺ちゃんだわ。
このお爺ちゃんが山の中を、斜面を、歩いています。
食後の苺大福
桜の葉が刻んで混ぜられた桜餡。
桜で始まり
桜で終わるメニューでした。
けもののご飯は
命を頂くことを考えていました。
美味しいご飯になった命は
私の血となり肉となり
私が生かされていきます。
美味しいんだけれど
単に美味しいだけじゃなくて…
正直、最後の苺大福でホッとしました。
命を考えるのは
時々、すごく辛くなるね。
大好きな猪俣さん!
あぁ、お爺ちゃんだわ 笑
お肉を美味しく食べるために
肉が傷つかない場所を撃ち
なるべく早くお肉を冷やしてあげるのだそう。
そうやってお肉を美味しく食べる事が
生き物に対しての礼儀なのだと
お話していたのが印象的でした。
ちょっと分かりにくいけど、
シェフと猪俣さんに
ニホンミツバチのブローチをプレゼントしてきました。
めっちゃ喜んでもらえて良かった♪
*
美味しいごはん。
素敵な出会いと気持ちのいい空間を
ありがとうございます。
野生鳥獣はエリアによっては自家消費も控えるように
指示が出ています。
また、出荷制限が制限されています。
今回いただいたエリアでは出荷制限はかかっていますが
基準値を超える検体は0です。
自己責任での自家消費になります。