事の理によるときは、労せずして成る。

 

直訳すれば
「道理にかなったこと努力をすれば、案外容易に目標は達成できる。しかし、道理に反する事をやっていれば、どれだけ苦労しても無駄骨に終わるだろう。」

という意味だが、文字通りの読み方(表面的)では、「当然だね。何を今さら言ってるの?」という印象を感じるだろう。

 

しかし、「言うは易く行うは難し」。

 

「道理にかなった努力(=事の理による)」とは、具体的にどんな努力なのか?

 

意外とこれが分からない。

 

以前取り上げた「孫子」にはこういう一節がある。

 

・軍隊の形は水のようなものである。水は高い所から低い所に流れていく。

(夫れ兵の形は水に象る。水の行は高きを避けて下きに趨く。)

 

『水は高い所から低い所へ流れるのが自然の摂理』 → 自然の法則に従って行動すれば無理のない動きが出来る

 

道理にかなった努力が具体的に何を指すのかは、恐らく次の3点に要約出来るだろう

 

1.臨機応変

2.無理を避け自然の流れに委ねる

3.公明正大

 

何事も「無理はダメ」(=文字通り、「理が無い」)