今回のミニカー改造は、ホットウィール Rip Rodをタイヤ交換&ローダウンしてリアウイングやNOSタンクを取り付けたフォーミュラタイプにカスタムしました。
*とはいえフォーミュラというのはオープンホイールにコックピットがオープンなど定義があるようですので、フロントウインドウがあるので厳密にはフォーミュラではないような...^^;
Hotwheels Rip Rod
以前YouTubeで見たホットウィールの実写版動画にも出ていたRipRod。
動画では黒ボディにノーズが赤でしたが、トイザらスで見つけたRipRodは赤ボディにノーズがメッキのキャストで、こちらの方が好みでしたので即買いしました。
ちなみにこの動画にはボーンシェイカーの実車も登場していてます。^^
ホットウィール カスタム
分解作業
今回のRipRodはシャーシがダイキャストでボディがプラパーツなので「かしめ」を削る作業が非常に楽でした。
分解するとシャーシ・ボディ・フレーム・メッキパーツで構成されています。
ボディ加工
肉薄加工
分解する前から気になっていたボディの厚み。
ルーフの開口部やサイドカバーのエッジ部分を削るだけでグッとスケール感が出てきます。
特に今回はボディがプラパーツなので加工がしやすくて助かりました。
ダクト開口
さらにもう一手間。
サイドカバーのダクトのモールドをピンバイスで開口。
こちらもプラパーツなので作業が簡単でした。
クオリティは…察してください。^^;
フレーム加工
ボディに次いでフレームパーツもピンバイスで穴を開けていきます。
反対側も同様に開口していきます。
この時点で仮組みしてみると、奥行きがでていい感じ。
サスペンション製作
WAVEのA・スプリングと虫ピンでサスペンションを作ります。
取り付けてみてもいい感なのですが、これを後3本作るとなると結構大変なんです。
全体で8mmほどの長さしかないので1mm違えば取り付けできないので改善することに。
サイズが小さいので虫ピンはやめて、真鍮パイプにAスプリングを通してから真鍮パイプを潰してA・スプリングを固定します。
フレームパーツのサスペンションモールドを削ってサスペンションパーツを虫ピンで固定します。
シャーシ加工
ボディ同様にサイドのカナード?整流板?も肉厚なので薄くしようと思いましたが、ダイキャストは削るのが大変なので真ん中を削りました。
シャーシ裏側は車高を限界まで下げる予定なので平ヤスリでほぼフラットに削っておきます。
タイヤ交換&車高調整
フロントタイヤ
今回フロントに使用するタイヤ(ホイール)は同じホットウィールの中でも細身のSK5。
真鍮パイプと虫ピンでトレッドを調整します。
リアタイヤ
リアタイヤは5本スポークタイプのOH5。
こちらはトレッド調整をしなくても取り付けができそうです。
車軸の固定には3mmのコの字のプラ材を使用します。
シャーシの凸部に合うようコの字のプラ材の中央部分を削り込んでおき、車軸の上に被せて固定します。
ちなみにフロントタイヤはシャーシに直接接着する予定です。
マフラー製作
オリジナルは後方に斜め出しのマフラーが2本ありますが、今回作るマフラーはメガホンマフラー二しようと思います。
まずは余りランナーを火で炙り伸ばします。
マフラーの取り付け部品として、真鍮線を折り曲げたものを取り付けておきます。
フレーム側はマフラーを削った後、3mmのこの字のブラ材を接着します。
取り付けてみるとこんな感じ。
後方にストレート出しのほうが効率が良さそうですが、この後リアウイングを取り付ける予定なので横に逃がしておきます。
リアウイング製作
リアウイングはミニカー改造を始めた頃にタイヤの部品取り用として買ったHWのパーツを使用します。
当初はカレラウイングのように水平に配置しようと思いましたが、普通すぎるのでこのカタチに決定しました。
RIip Rod *Formula prototype
ボディとリアウイングをホワイトサフで塗り、マフラーはつや消し黒+ファントムグレー。
とりあえず組み立ててみます。
一応カタチになり、ホワイトボディということでフォーミュラプロトタイプと命名!
ボディ塗装&フレイムス
ボディカラーはタミヤのマイカレッド。
フレイムスはインクジェット用転写シールでプリント。
マイカレッドに黒のフレイムスは、以前「Hotwheels CUSTOM '62 CHEVYのサーフボードをカスタムペイント」でサーフボードで実験済み。
マイカレッドを塗った後に転写シールを貼り、全体を馴染ませるために再度マイカレッドを軽く吹きます。
リアウイングにはホットウィールのロゴを抜き文字で。
本当は反対側(表面)にもフレイムスを貼ったのですが失敗してしまいました。^^;
NOSタンク製作
適当な大きさの余りランナーに1mmのピンバイスで穴を開け、ヤスリで丸くします。
下地としてシルバーを塗っておきます。
タンクの色(青色)込みでラベルをデザインし、インクジェット用転写シールに反転しプリント。
マッキーの青色で全体を塗ってタンクの完成。
アルミ線と真鍮パイプでそれっぽい雰囲気に。
リアウイングの下に取り付けるため、アルミ線をUの字に曲げてマウント部分を作ります。
燃料タンク
フレームを開口したことで、フロント周りとウインドウパーツのメッキパーツの中間部分が燃料タンクぽくなったので、デカールを貼りました。
パーツ一覧
組み立て作業
フロントタイヤ
リアタイヤ
リアタイヤの固定パーツはつや消し黒で塗りシャーシと同色にして接着します。
フレームパーツ
リアウイング
リアウイングはリアバンパーに直接接着し、その下にNOSタンクを取り付けます。
あとはボディとマフラーを取り付ければ完成です。
Hotwheels custom Rip Rod *Formula
ボディと取り外してもフレームパーツを開口したことで見て楽しめます。
シートは今回塗装しませんでしたがいつものように赤色に塗ればよかったかな。
クオリティは別にして、これまでいくつか作ってきたNOSタンクの中で一番の出来栄え。
雑記
今回は元パーツを加工することでスケール感や立体感などを表現でき、さらに塗装とフレイムスで仕上げて大変でしたが楽しくカスタムできました。
今年は、量より質を高めるため塗装やバイクなど新しいことにチャレンジしてきました。
これまで早ければ2、3日ほどで仕上げていましたが、いまは塗装やパテの乾燥中など時間がかかる作業も多くなり、その間に他のキャストに手を出していたらどんどん未完成品が多くなり...
今年も残り1ヶ月、年末に向けカスタムする時間がなくなる中ダークイエローに塗装したトミカのポルシェ911やタイヤ交換はしたけどボディの剥離もまだできていないHWのクラッシクミニ、更にはロンホイ仕様のディズニートミカ マイクに続く二輪カスタムとしてHW STREET STEALTHなどなど、年末までにどこまで仕上げられるか!
年末には第2回 314Factory Award 2015も行う予定ですのでお楽しみ頂けたら幸いです。
以上、RipRodをタイヤ交換&ローダウンしてリアウイングやNOSタンクを取り付けたフォーミュラタイプにカスタムでした。