今回の改造は、ホットウィール MUSCLE TONEをリアルライダー(ゴム製タイヤ)にタイヤ交換し、オーバーフェンダーでよりマッスルに変身させてみました!
以前から気になっていた架空車のMUSCLE TONE。
名前の通りアメリカンマッスルカーっぽいスタイルを踏襲している架空車ですが、イマイチ無骨さが足りないというか…
いやデザインは好きで特にフロントの2段グリルはお気に入りなんです。
やっぱりカラーリングのせいなのか…
まあカスタム前提で買ってきたので前置きはこのへんにしてキャスト紹介していきます。
Hotwheels MUSCLE TONE
前述の通り、マッスルカーをイメージしてデザインされたであろう架空車のMUSCLE TONEですが、野球ボールをイメージしたカラーリングのせいなのか個人的にはちょっと残念なキャスト。
しかしHot Wheels Wikiを見てみると、FirstEditionは2000年と古くカラーリングのバリエーションもバイナルやフレイムスなど豊富で、現行品だけ見てちょっとイマイチみたいなこと言ってゴメンナサイという感じでした。Σ( ꒪□꒪)‼
ただ、これだけ歴史あるキャストですが、ネットではカスタムされたものをほとんど見かけないのが残念なような…
でも私(おそらくカスタムする他の人たち)は、逆に誰もやっていないことをすることに悦びを感じる自己満足のカタマリですからね、改造するのがたのしみです。(๑˃̵ᴗ˂̵)و ̑̑
ホットウィール 改造
分解作業
カスタムの第一歩、分解作業はいつも通り3mmのドリルでシャーシの「かしめ」を削って分解します。
分解すると、ボティ・シャーシ・内装・ウインドウパーツで構成されています。
ギミックはホットウィールですから…なしです。
カスタムプラン
分解してボディーをどうカスタムするか!
まずはカラーリングがいまいちのため、またリアスポイラーを少し大きめにするためにボディを剥離して塗り替える予定。(最近お気に入りのサフ仕上げ)
チョイ悪感を出すためにフロントスポイラーは一体形成ではなく、ハコスカやダルマセリカみたいなチンスポタイプに。
そして当初はナローボディのままと思っていましたが、もっとマッスル感を出すためにオーバーフェンダーでワイドトレッドにすることにしました。
ボディ加工:リアスポイラー
0.5mmのプラバンをボディラインに合うようカットし接着します。
ヤスリがけしてキレイに仕上げていきます。
本来ならトランクのラインに沿ってスジボリするべきなんですが、そんなスキルは持っていないのでスルーします。^^;
ボディ加工:フロントスポイラー
フロントスポイラーは1.2mmのプラバンを適当な大きさにカットし幅や形状をヤスリで調整していきます。
ボディ加工:オーバーフェンダー
フロント
今回フロントのオーバーフェンダーには1.2mmのプラバンを使用します。
これは、以前トミカカスタム系ブログで見かけたポルシェ911のワイドトレッド化に使用されていた方法だったと思います。(ゴメンナサイ、どのブログだったか失念してしまいリンクできませんがご容赦を)
まずはタイヤハウスのラインをボディ裏側にプラバンをあててガイドラインを引いておきます。
プラバンをフェンダー下部のラインに添って接着(上面は浮く感じ、逆ハの字)しておおよそのカタチにカットしていきます。
その後、隙間にパテを盛って乾燥を待ちます。
パテが乾燥後、カッター・平ヤスリ・サンドペーパーでカタチを整えていきます。
やっぱり難しいのが左右対称にすること。
私がオーバーフェンダー制作に手が出せないのはズバリここなんですよね。
私がカスタムを始めた頃にフェアレディZ(Z33)でフェンダー加工をしたことがありましたが、この時は車幅を変えずフェンダー形状をGT500っぽくパテで作りました。
その時も大変でテンションが下がり、しばらく放置して完成に10ヶ月程かかったぐらいです。
それ以来オバフェンには手を付けていなかったのですが...今回は頑張りました。
全然納得いくカタチではないですが、千里の道も一歩からですね。 (ง •̀_•́)ง がんばれ自分!
リア
リアフェンダーは以前からいつか使う時が来たら...と取っておいたホットウィールの余りパーツを使用しました。
しかし、これもボディ形状に合わせてパーツを加工するところから苦戦しました。
途中でやっぱりナローボディに戻そうかと心が折れそうになりながらも、なんとかボディに接着しました。
決して左右対称に取り付けできてはいませんが、パテを盛って乾燥を待ちます。
やっぱりまだ私レベルが手を出してはいけない領域なのかと自問自答しながらヤスリがけをして、何とかカタチになりました。(¯―¯٥)
ロールバー制作
内装パーツのカスタムは定番のロールバー。
いつも通り0.8mmの真鍮線を曲げて5点式を作りました。
内装パーツに取り付けて確認。
悪くない...でもちょっと今っぽいかな。
内装パーツ塗装
内装パーツ塗装は白色だったので、チョイ悪感をだすためガンダムマーカーのファントムグレーで塗り、シートは定番のシャアレッド。
ロールバー作り直し
ロールバーを作り直しました。
やっぱりボディを被せて確認したら形状が気に入らなくなり、少し昔風の形状に変更しました。
いつものことですが、ロールバーはあえて着色していません。
本来ならロールバーは黒やダーク系にするところですが、このミニカーサイズでは透過性の悪いウインドウパーツでかなり見えにくくなるため、目立つようあえてそうしてるのです。
タイヤ交換&トレッド調整
車軸受け加工
まずはローダウンするために内装パーツの車軸受けをカッターで切込みを入れ、調整のためコの字のプラ材を取り付けました。
結果的にタイヤのほうが先にフェンダーに当たってしまうので意味なしでした。^^;
タイヤ交換
今回使用するタイヤはリアルライダー(ゴム製タイヤ)。
やはりホットウィールらしさ、マッスルカーらしさを出すにはこのタイヤがイイですね。
以前からボーンシェイカーに取り付けていましたが、今回満を持して使うことにして車軸をセンターから分割しました。
もう後戻りはできません。
トレッド調整
オーバーフェンダーでワイドトレッド化したため真鍮パイプでトレッドを調整します。
まずは真鍮パイプをオーバーフェンダーに合わせてカットします。
両端から内側約4mmのところに固定用の接着剤流しこみ穴を開けておきます。
ボディ塗装作業
下地塗装
それではボディの塗装です。
メタルプライマーを塗布し、下地としてライトグレーのサーフェイサーを吹きました。
やはりパテ盛りをしたフェンダーやスポイラーにはポツポツが少し…本来なら修正作業をするところですが、早く完成させたいという悪い癖がでてきてしまい、このまま本塗装することにしました。
本塗装
本塗装も何色に塗るか吟味し、スプレー缶を買ってくるべきなのですが、ここでも早く完成させたいという気持ちが先走り、手元にあったガンダムマーカーのジオングレーで塗ることに…
後でつや消しトップコートを吹くので落ち着くかなと思いましたが、やっぱりムラムラになりました。
フロントスポイラー取り付け
内装パーツのトップコート
ボディはつや消しトップコートでマットに仕上げたのに、内装パーツがテカテカしてるのもおかしいので、ついでにトップコートを吹いてツヤ消しにしました。いい感じです。
マフラー制作
マフラーは色々考えた結果、デフォルトの位置センターの大径シングル出しに決めました。
ということで、シャーシのマフラー部分をヤスリで削りました。
マフラー部分はwaveのプラ=パイプ(外径3.0mm)を少しハス切りにしました。
マッキーの青・黄・赤でチタン風に塗りシャーシに接着しました。
部品一覧
作業工程をかなり端折ってしまいましたが、一通り加工が終了しました。
あとは組み立てるだけ。
Hotwheels Custom MUSCLE TONE
カスタムポイント:フロント周り
フロント周りのポイントは、やはりオーバーフェンダーにレッドリボンタイヤの組み合わせでしょうか。
あとフロントスポイラーも一体式とせず、いわゆるチンスポイラーにすることでチョイ悪感を演出。
カスタムポイント:リア周り
リア周りは、少し大きすぎたオーバーフェンダーの出来に納得いきませんが、リアスポイラーとセンタマフラーでリア周りに表情を出しました。
後方上面からリアウインドウを除くと真鍮線のロールバーも見えてるし、なによりボディセンターにレッドラインのマーキング。
本当はもう少し太いラインを2本でコブラストライプ風にしようと思いましたが、思いの外ラインが細く結局1本だけになりました。
これはコレでアクセントになったかなと自己満足です。
今回はオーバーフェンダーの製作中に心が折れそうになりながらも、何とか仕上げることが出来ました。
まあ上を見ればキリがないですが、これからも少しずつ頑張っていこうと思います。
以上、MUSCLE TONEをリアルライダー(ゴム製タイヤ)にタイヤ交換し、オーバーフェンダーでよりマッスルに変身させてみました!でした。