2008年10月27日(月)
大学病院を退院してから、ずっと思っていたことが2つある。
1)がん告知をしてくれたKクリニックのO.Drにお礼が言いたいこと。
2)HPVの型を教えてもらいたいこと。
本当はね、実家に帰る前にKクリニックに行きたかった。でも体調が悪かったり情緒不安定だったりで、なかなか行けなかったんだよね ( ̄Д ̄;;
10月に入ってから予約をとったんだケド、今日の予約をとるのが精一杯だった。 il||li _| ̄|○ il||li
相変わらず、O.Drの外来も混んでいるんだな (o^-’)b
久しぶりの文京区。引越してから3ヶ月しか経ってないのに、なんだか懐かしい (*´艸`),.・*・,.*☆ 都バスやコミュニティバスが当たり前のように走っている光景が、ホントに懐かしいんだよね ・:*:・( ̄∀ ̄ )。・:*:・ その光景を見てるだけで、やっぱりココが私の居場所なんだよなぁ、なんて思っちゃう (o^-’)b
今はちょっとナーバスだから、余計にそう思うのかもしれないな (; ̄▽ ̄A
Kクリニックに入り、受付を済ませて婦人科外来で待つ。予約をしていたとはいえ、あまり待つことなく呼ばれてビックリ Σ(・Д・ノ)ノ
今までもそうだったのかなぁって思い返してみるけれど、あの時はがんを告知されたばかりだったから、そんなことまで考えてるゆとりはなかったらしい (;´▽`A`` 全く記憶にない (´-д-`)
診察室に入ると、ちょっと驚いた表情のO.Drと看護師さん。
Ns:「えっと、今日は術後の検診かな?」
優:「術後と言えば術後だけど・・・ (; ̄▽ ̄A 」
O.Dr:「今日はどうしましたか?」
優:「今日は先生にお礼が言いたくて。それから、HPVの型を教えていただこうと思って来ました (o^-’)b 」
O.Dr:「元気になられたようで、よかったですね。」
優:「はい、お陰さまで。大学病院でも私の手術を無理やり押し込めてくれたので、早々に手術してもらうことができました ィェーィv( ̄▽ ̄*)v.... ....v(* ̄▽ ̄)vィェーィ 」
O.Dr:「あぁ、そう。大学に電話したときに、腺癌の患者さんだからできるだけ早く手術して、とは言っておいたんだ。」
『やはしっ ゛○┓ どおりで、早い日程だなって思ったんだよね (*’-^)-☆ 』
O.Dr:「広汎全摘したの?」
優:「はい。すっきりさっぱりきれいに、悪いところは取ってもらいました。リンパ節郭清もしましたよ (o^-’)b 」
O.Dr:「卵巣も取ってしまったの?」
優:「はい。K.Dr(教授)は、正常の右の卵巣は残してもいいのでは、っておっしゃって下さったんですケド、私自身が根治治療を強く望んだので、先生にお願いして右側の卵巣も取ってもらいました。」
O.Dr:「そうなんだ。」
『O.Dr、私ががん告知を受けたとき、真っ先に子宮を残すことができるか聞いたから、気になったのかしら???』
O.Dr:「それから、聞きたいことって何かな?」
優:「あの、HPVの型を教えて欲しいんです。」
O.Dr:「え~、型は調べてないと思うよ。」
優:「えっ Σ(・Д・ノ)ノ でもHPV-DNA検査したんですよね?」
O.Dr:「HPV-DNAはやったよ。あなたの場合は腺癌をも強く疑ったから、タイピングまでを調べるまでもないと思って調べてないんだ。」
『さよけーっ ヾ(.;.;゚Д゚)ノ そんな最初の段階から私ってば腺癌の疑いを持たれていたのね ((*0◇0)) せんせ~、それならそうと言っておくれよ~ (´・ω・`) 私は円錐切除で完治するって、強く思い込んでおったよぉ (。-_-。) でも、どこかイヤな予感はあったけどね (; ̄▽ ̄A 』
優:「そうなんですね。じゃあ、HPV-DNAの結果だけ教えていただけますか?」
O.Dr:「え~っとねぇ、HPV-DNAの結果は、804.66だね。」
優:「804.66ですね・・・ ....〆(・ω・` )メモメモ 」
O.Dr:「これはね、1以下なら問題ないんだよ。」
優:「ふ~ん、1以下・・・。ёё≡ Σ(ω |||) え゛ーーーーーーーーーっ!!!!1以下って・・・。」
思わず叫んでしまった私 Σ(゜∇゜|||) あの声の大きさなら、絶対待合室にまでも聞こえてるはず ((ノ)゚ω(ヾ))
私の声の大きさに、O.Drも看護師さんも爆笑 ☆ミヾ(_ _)ノ彡☆ 私もつられて爆笑 O(≧▽≦)O
優:「私ってば、紛れもなくクロだったんですねぇ (; ̄▽ ̄A 」
O.Dr:「HPVは、扁平上皮が大好きなんだよ。(図を描きながら説明してくれる)この辺りを好んで生息するんだ。あなたの場合はこの辺りにHPVがウジャウジャいたことになるし、数値からも数種類のHPVがいたと考えられるから、腺癌を疑ったんだ。」
優:「そうなんですねぇ・・・。」
O.Dr:「でもあなたよりも数値の高い人もいたよ。2000とか1000とか。だから、そんなに驚くような数値ではないんだよ (o^-’)b 」
優:「そうなんだ。」
O.Dr:「手術はいつしたの?」
優:「5月19日に手術してもらいました。その後の回復は順調で、6月13日に退院しました。病理検査の結果では、広汎子宮全摘した臓器からは、がんは検出されなかったんです。だから、先生がしてくださった円錐切除で、がんはすべて取り除けたんです。ありがとうございました。」
O.Dr:「あなたの場合は腺癌を疑ったから、大きくループで切除したし、切除した後にレーザーで2mmくらい焼いたから、たとえ取り残しがあったとしてもレーザーの熱でがん細胞は死滅するだろうと思ったんだ。でも、他の場所からがんが検出されなくてよかったよ。」
優:「はい、本当によかったです。先生のお陰です。ありがとうございました .゜;*(≧▽≦)。*☆ 」
私、本当にいい先生に出会えたんだなぁ。
レーザーで焼いてたのは知ってるよ。だって、オペ中に、肉の焼けたにおいがすごかったもん (-ω-;) でもそれって、止血のために焼いてるんだって思った。まさか、万が一がん細胞を取り残したときのことを考えて、念のためのレーザー治療だったとは思いもしなかった。
O.Drが徹底した治療をしてくれたから、私は結果的に当初のステージのままだったわけだし、O.Drが早く手術してくれって教授に頼んでくれたから、早く手術をすることができたんだよね。
だから教授は、右側の卵巣を残してもいいんじゃないかって言ってくれたのかなぁ。もちろん、このことばかりではないでしょうけれども、要因の1つになった可能性はあるよね (o^-’)b
教授にも感謝だよね!だって、いくら先輩からの依頼だからって、私が紹介を受けた時期って、教授の元へがん患者が多く紹介されていたときだったのに、それをうまくやりくりしてくれたんだもん . :。(*-ω-)(-ω-* . :。ウンウン
この裏事情は、A.Drから聞いちゃったんだけどね (o^-’)b
私は今日、しみじみ思った。
がんって、本当に初期治療が大事なんだなって。
初期治療を最適な方法で治療して、その後きちんと検診を受けて健康管理に気をつければ、予後は期待できるんじゃないかって。
叔母も初期治療をしっかりしていれば、もう少し長く生きられたのではないのかな?
どうして叔母の主治医の上司は、主治医が追加治療の案を出したときに、そこまでしなくてもいいだろうなんて言ったのだろう???
叔母のがんは、胃がんの中でも難治性の高い、スキルス性胃がんなのに・・・。
私の命は、O.Drや教授によって生かされたんだなぁって、しみじみ思った (*μ_μ)
O.Dr、教授、本当にありがとうございます (。・ω・))(。uωu))