夜の食卓ほど気を使うもんはない



母のその日の機嫌で
父への態度を変えなければ
母がキレるからである


今日もテレビを見ながら
ご飯食べていたのだが
手越くんが超強風に煽られながら
熱いお茶を吹っ飛ばされながら
飲んでいるのを見て吹き出してしまったが

母から笑うな、と腕を引っ掻かれた
理由は父があたしに話しかけて
機嫌よく喋る姿を見たくなかったり
皿を洗わなかったり
たまに母に喧嘩を吹っかけるからである


その間、一切会話なし
話すことを無言の圧力で禁じられているため
微妙な空気が流れる


ご飯が不味くなり
早く離れたくて何もせず
すぐ自室に籠もった。


会話を禁じられ話せない父への罪悪感
食器洗わずに自室へ篭る母への罪悪感


なぜ御飯時に神経使って
食べなきゃならんのか…
しばらく夜食べないでおこうかと
思い始めている。