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運命の彼とのお食事会、
別名X(エックス)デーが近づいてきています。
着ていく洋服は大体決まって、
髪型も大体決まりました。
でも、髪型は当日が重要なので、
ちょっと早めに準備して整えます。
んもう、失敗すると、
すごくブルーになっちゃうからなぁぁ。
髪型一つで、
心が揺さぶられるなんて、
ほんっと、最近乙女チックだよ。30過ぎてるけど。
お風呂に入る前に、
また練習してみようっと。
さて、お友達のY美とごはんを食べに行ってきました。
Y美は今、お医者様との合コンで出会った、
Bさんという方とのお付き合いを希望しているのですが、
状況は良い方向へは、まだ動いてない模様です。
・・・との情報だったのですが、
Y美「あれから、一回だけ飲みに行ったよ」
私「えっ。うそっ」
Y美「ホント」
私「わぁ。もしかして、付き合ったりしちゃってるとか?」
Y美「全然。むしろ面白いお友達一直線かも」
Y美が、つまらなそうに、
ストローでオレンジジュースを飲みます。
私「う~ん。ホントは、別に彼女候補とかいるのかな?」
Y美「候補? う~ん。いるんじゃない? いや、いるよ。たぶん」
私「やっぱモテるんだ」
Y美「モテるね。何ていうんだろう。もうさ、自分はモテるって自信満々でさ、それが心の余裕になってるっていうか」
心の余裕かぁ。
確かに、モテモテだと、そういうのあるかもなぁ。
いつでも、付き合おうと思えば付き合える候補がたくさんいるって、
考えてみると、すごいなぁ。
私「ねぇ? やっぱ、好き?」
Y美「う~ん。なんかさ、うまいんだよね。こう、女の扱いが。慣れてるなぁって分かるんだけど、ね」
私「好きなんだ」
Y美「うん」
あぁぁ、そっかぁ。
まぁ、私と比べるのもなんだけど、
また違った意味で、ツラいなぁ。
一度、「お友達」になった後に、
彼女にしてもらえるかなぁ。
なんか、都合のいい女的な位置にならなきゃいいけど。
私「また、これからも会うの?」
Y美「まぁね。私の気持ちはそうだけどね」
私「じゃあ、いつか、言うんだよね。つまり、こう、男の人として見てますって」
Y美「う~ん。どうだろ? もう、あっちは気付いてると思うけど」
私「でもさ、やっぱさ、口に出して言った方がいいよ」
Y美「まぁね。でも、それでウザい女って思われちゃイヤ」
あぁん。また、女の子の顔になってる。
最近、なんでもこい、ドスコイ的な顔見てないなぁ。
私「でも、彼女になりたいんでしょ」
Y美「うん。無理っぽいけどね。言ったとしても、その後、気まずくなるだけっぽい」
私「じゃあ、お友達? そういうのだと、そのうち誘ってももらえなくなるかもよ。それとか、何ていうか、そのうち、利用されるっていうか」
Y美「リヨウ?」
私「・・・うまく言えないけどさ、ほら、都合のいい女っていうか」
Y美「二股かけられるとか?」
私「うん。まぁ、そんな感じ」
オレンジジュースがなくなったので、
Y美は周りをチラっと確かめてから、
氷をつまんで口に入れます。
いつもだったら、
がりっがりっと氷を少し噛むんだけど、
考え事をしているせいか、
何だか、おばあちゃんみたいに、
口をモゴモゴさせています。
Y美「私、たぶんね。誘われたら断れないと思う」
私「えっ。それって、夜のこと?」
Y美「うん」
私「ダメだよ。そんなの。変な方向行っちゃうよ。関係が」
Y美「もう、変な方行っちゃいそうだもん」
思わず、少し腰を上げて、
ペシッとY美のほっぺたを叩きます。
軽くだけど。
Y美「人前で、ほっぺた叩きは、ダメだよ」
私「だ~めだって。すぐ、そういうことしちゃ。付き合ってからにしなよ」
Y美「う~ん、次あたり誘われそうなんだよね」
私「ことわんなよ、そんなの。それか、気持ちぶつけなよ」
Y美「違うのよ。そういうのじゃない感じなのよ。何ていうか、たぶん、Bさんは、こういうことが最初なのよ、順番的に」
分かんないよ。そんな順番。
Y美「たぶん、そういうのが先で、それから、その女の子との今後を考えるタイプなのよ」
私「じゃあ、分かった。Bさんは、それでもいいけどさ。Y美はいいの。それで」
Y美「うん。しょうがない。その後、好きになってもらえるかもしれないし」
ぎゃあぁ。Y美、おかしくなってる。
あんなに、結婚するときは、
自分のこと超スキスキじゃないとダメって言ってたのにぃ。
私「それじゃ、ただのそういうお友達の1人になっちゃうかもよ」
そこで、Y美。
ず~っと考えて、ゆっくりと。
Y美「大事なのは、私がもうBさんのこと好きだってこと。それだけ」
うわぁ。話区切られちゃったよぅ。
もう、これ以上、何も言えない雰囲気。
本当は、あれこれ口を出したかったけど、
とりあえず、この日はこれだけにしました。
もうしばらく、様子を見るつもりだけど、
毎日、泣いて過ごすようなことにならなきゃいいけど。
あぁ、もう、Bさんが憎いっ!
ふぅぅ。
本当は、運命の彼とのお食事会に向けた作戦をふたりで練ろうと思っていたんだけど、
それどころじゃなくなっちゃいました。
それでは、今から、お風呂につかりながらひとりで考えてみます。
っと、その前に、
当日の髪型の研究もしなきゃだわっ。
う~ん。やること多いっ!
(おまけ)
最近、電車の中で、
料理のレパートリーを増やそうとお料理本を見ているのですが、
彼のことを考えながら、
そういうことをしていると、
「こういうのをきっと花嫁修業っていうんだわ」
と、勝手に朝ドラの主人公みたいになってます。
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運命の彼とのお食事会、
別名X(エックス)デーが近づいてきています。
着ていく洋服は大体決まって、
髪型も大体決まりました。
でも、髪型は当日が重要なので、
ちょっと早めに準備して整えます。
んもう、失敗すると、
すごくブルーになっちゃうからなぁぁ。
髪型一つで、
心が揺さぶられるなんて、
ほんっと、最近乙女チックだよ。30過ぎてるけど。
お風呂に入る前に、
また練習してみようっと。
さて、お友達のY美とごはんを食べに行ってきました。
Y美は今、お医者様との合コンで出会った、
Bさんという方とのお付き合いを希望しているのですが、
状況は良い方向へは、まだ動いてない模様です。
・・・との情報だったのですが、
Y美「あれから、一回だけ飲みに行ったよ」
私「えっ。うそっ」
Y美「ホント」
私「わぁ。もしかして、付き合ったりしちゃってるとか?」
Y美「全然。むしろ面白いお友達一直線かも」
Y美が、つまらなそうに、
ストローでオレンジジュースを飲みます。
私「う~ん。ホントは、別に彼女候補とかいるのかな?」
Y美「候補? う~ん。いるんじゃない? いや、いるよ。たぶん」
私「やっぱモテるんだ」
Y美「モテるね。何ていうんだろう。もうさ、自分はモテるって自信満々でさ、それが心の余裕になってるっていうか」
心の余裕かぁ。
確かに、モテモテだと、そういうのあるかもなぁ。
いつでも、付き合おうと思えば付き合える候補がたくさんいるって、
考えてみると、すごいなぁ。
私「ねぇ? やっぱ、好き?」
Y美「う~ん。なんかさ、うまいんだよね。こう、女の扱いが。慣れてるなぁって分かるんだけど、ね」
私「好きなんだ」
Y美「うん」
あぁぁ、そっかぁ。
まぁ、私と比べるのもなんだけど、
また違った意味で、ツラいなぁ。
一度、「お友達」になった後に、
彼女にしてもらえるかなぁ。
なんか、都合のいい女的な位置にならなきゃいいけど。
私「また、これからも会うの?」
Y美「まぁね。私の気持ちはそうだけどね」
私「じゃあ、いつか、言うんだよね。つまり、こう、男の人として見てますって」
Y美「う~ん。どうだろ? もう、あっちは気付いてると思うけど」
私「でもさ、やっぱさ、口に出して言った方がいいよ」
Y美「まぁね。でも、それでウザい女って思われちゃイヤ」
あぁん。また、女の子の顔になってる。
最近、なんでもこい、ドスコイ的な顔見てないなぁ。
私「でも、彼女になりたいんでしょ」
Y美「うん。無理っぽいけどね。言ったとしても、その後、気まずくなるだけっぽい」
私「じゃあ、お友達? そういうのだと、そのうち誘ってももらえなくなるかもよ。それとか、何ていうか、そのうち、利用されるっていうか」
Y美「リヨウ?」
私「・・・うまく言えないけどさ、ほら、都合のいい女っていうか」
Y美「二股かけられるとか?」
私「うん。まぁ、そんな感じ」
オレンジジュースがなくなったので、
Y美は周りをチラっと確かめてから、
氷をつまんで口に入れます。
いつもだったら、
がりっがりっと氷を少し噛むんだけど、
考え事をしているせいか、
何だか、おばあちゃんみたいに、
口をモゴモゴさせています。
Y美「私、たぶんね。誘われたら断れないと思う」
私「えっ。それって、夜のこと?」
Y美「うん」
私「ダメだよ。そんなの。変な方向行っちゃうよ。関係が」
Y美「もう、変な方行っちゃいそうだもん」
思わず、少し腰を上げて、
ペシッとY美のほっぺたを叩きます。
軽くだけど。
Y美「人前で、ほっぺた叩きは、ダメだよ」
私「だ~めだって。すぐ、そういうことしちゃ。付き合ってからにしなよ」
Y美「う~ん、次あたり誘われそうなんだよね」
私「ことわんなよ、そんなの。それか、気持ちぶつけなよ」
Y美「違うのよ。そういうのじゃない感じなのよ。何ていうか、たぶん、Bさんは、こういうことが最初なのよ、順番的に」
分かんないよ。そんな順番。
Y美「たぶん、そういうのが先で、それから、その女の子との今後を考えるタイプなのよ」
私「じゃあ、分かった。Bさんは、それでもいいけどさ。Y美はいいの。それで」
Y美「うん。しょうがない。その後、好きになってもらえるかもしれないし」
ぎゃあぁ。Y美、おかしくなってる。
あんなに、結婚するときは、
自分のこと超スキスキじゃないとダメって言ってたのにぃ。
私「それじゃ、ただのそういうお友達の1人になっちゃうかもよ」
そこで、Y美。
ず~っと考えて、ゆっくりと。
Y美「大事なのは、私がもうBさんのこと好きだってこと。それだけ」
うわぁ。話区切られちゃったよぅ。
もう、これ以上、何も言えない雰囲気。
本当は、あれこれ口を出したかったけど、
とりあえず、この日はこれだけにしました。
もうしばらく、様子を見るつもりだけど、
毎日、泣いて過ごすようなことにならなきゃいいけど。
あぁ、もう、Bさんが憎いっ!
ふぅぅ。
本当は、運命の彼とのお食事会に向けた作戦をふたりで練ろうと思っていたんだけど、
それどころじゃなくなっちゃいました。
それでは、今から、お風呂につかりながらひとりで考えてみます。
っと、その前に、
当日の髪型の研究もしなきゃだわっ。
う~ん。やること多いっ!
(おまけ)
最近、電車の中で、
料理のレパートリーを増やそうとお料理本を見ているのですが、
彼のことを考えながら、
そういうことをしていると、
「こういうのをきっと花嫁修業っていうんだわ」
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